2017/07/09

雨中の巣箱巡り

(スイス旅行 - 日記編 Day 20th 1/2)

久しぶりの雨模様。であればと午後はグリンデルワルト近郊のミツバチ巣箱の見学へ。

出向いたのは数日前、MännlichenからGrindelwald Grund へ移動中のゴンドラのガラス窓越しに見つけた三ヶ所の蜂場(上写真はその一つ)。
巣箱は全て同じ形状から同一養蜂業者の分散養蜂場とお見受けした。

市内循環バスの終点まで行き、そこからはゴンドラのルート沿いにつかず離れずとただひたすら歩く。GoogleMapによれば標高差わずか500mのエリアだが、坂道の傾斜は思った以上にきつく、雨の日の骨休みのつもりが結構な雨中ハイキングになってしまったが、三ヶ所全ての巣箱に無事たどり着いたので良しとしよう。

標高1130m (An der Eggのシャレーの駐車場前):

巣箱の板厚や組み方、トタンの上蓋、設置台の作りなど実にしっかりとしたもの。
許可証らしい表札は三ヶ所全てに掲示されていた。

標高1242m (Leen地区の牧草地):

放牧地内を走る道路脇に置かれていた。
すぐ近くには今日は使用されていないがもう二ヶ所の巣箱設置台があった。

標高1624m (ゴンドラ中継駅 Honestein近く):

移動用トレーラーに乗せられた巣箱。すぐ近くの牛馬用水飲み場に多くの水汲み蜂が群れていた。背後に見えるのはアイガー北壁。

分蜂群を捕獲するための蜂球トラップ:

全ての蜂場に設置されていた分蜂蜂球を捕獲する為のトラップ。固定方法が傾斜をつけたものと、まっすぐ垂直に設置されたものがあるがその理由は分からない。
トラップのサイズが巣箱と同一にしてあるのは、捕獲群を巣箱取り込む時のためだろう。

巣門の形状:

二種類の形状が認められたがどのように使い分けされているのかは不明。

給餌:

砂糖とケーキブロックを給餌していた。
これだけ野草の花が咲き乱れていても給餌の必要があるのだろうか?それともハチミツの産量をMaxにするため?

追記:ケーキブロックの製造者、UFA AGの製品はスイス農業協同組合

(グリンデルワルト泊)