2016/12/21

夕焼け


久しぶりに来た山荘。冷え切った部屋から夕焼け空が美しい。

2016/12/01

久しぶりのミサゴ


ビー・ハンティングの下調べにと多摩川河川敷を歩いていると、約250m離れた対岸のコゴメヤナギの木の枝に大型の鳥影。カワウやアオサギではなさそうだ。

50Xズームで撮影してみるとミサゴだった。眼下の浅瀬を泳ぐ魚を狙っている。
前回この付近の上空でミサゴを見かけたのは2年前のこと、「お、久しぶり」と声をかけたくなるような懐かしさを感じたがもちろん同じ個体であるはずはない。

フィシュ・オン!の決定的瞬間が撮れるのでは、とカメラを構えて待つこと数十分、シャッターチャンスが来る前にカラスがやってきてチョッカイを出し始め、それを嫌がったミサゴは下流方向に飛び去ってしまった。

センダングサの黄色い花は黒いひっつき虫に変わり、多摩川河川敷のビーハンティングシーズンは完全に終わっていた。

2016/11/23

雪吊り


近くの殿ヶ谷戸庭園で行われた雪吊り設置の実演見学会へ。

と言ってもわが家の庭に雪吊りをするような庭木があるわけではない。ミツバチ巣箱の防寒を稲わらの菰巻きにしてから5年経ったが、もうワンステップ美的に向上させたいと常々考えていた。雪吊りや松の菰巻きから何かのヒントを得られるのでは、というのが今日の実演会に参加した主な理由だ。

厚い雲に覆われ時折小雨もパラつく肌寒い一日。こんな日に庭での外作業を見学に来るような物好きはそんなにいないだろうと思いながら現場に出向いたが、定員30人を超すほどの盛況。

庭師の作業を見物しながら、同時に、鋳物竹割器で竹割りを体験をしたり、吊り紐を結ぶ "うのくび結び" を教わったりと、時折ハンズオンも加えての見学会はそれなりに楽しめた。機能だけでなく、結び目一つの"美"にもこだわる日本の職人技、そしてそのセンスの良さには心底感心する。


上写真が完成後の姿。帆柱の頂部に飾りとして取りつけるワラボッチを応用すれば、ミツバチ巣箱の屋根の雨よけ・防寒に応用できるのではと、構造や編み方をつぶさに観察したがまだ具体的な設計図を描けるまでには至っていない。

2016/11/22

秋深し


ひさしぶりの神代植物公園。東京でも秋が深まったことを告げるメタセコイヤとラクウショウの黄葉。

2016/11/19

ネズミの骨拾い


麻布大学で ”フクロウの食性分析" 作業。会場は同大「いのちの博物館」。

八ヶ岳自然クラブでは、これまでフクロウが営巣した巣箱の残留物を麻布大学動物応用科学科野生動物学研究室に研究資材として提供してきた。その分析作業に今年から八ヶ岳自然クラブ会員の有志も加わらせてもらうことになった。

具体的な作業内容は、フクロウ巣箱に残されていた残存物から小骨をピンセットで拾い出し、それをネズミ、ヒミズ、モグラ、カエル、野鳥、. . . などとパレットに分別していくこと。

時折作業を中断して行われる高槻世紀先生のミニ講義も、スケッチをまじえたやさしい解説で、作業開始前には全く無知だった自分でさえ、作業を終える頃には「これはネズミの下顎骨、こちらは寛骨、これは脛骨で別名バイオリンの弓、…」などといっぱしのウンチクを語れるまでに成長した。

若い学生さんたちとの共同作業や講義は、何十年ぶりかに学生に返ったかの気分で、弛緩した脳みそをリフレッシュするにはおおいに効果があった。

2016/11/17

八ヶ岳倶楽部のつるしんぼ


すっかり晩秋の風物誌になった感もある八ヶ岳倶楽部の干し柿風景、数日前から倶楽部のテラスレストランにお目見えした。

そして、ここ数日は快晴の青空と肌を刺すような冷たい北風。「ああ、へえ北風が出て、お天気がつづきそうだからつるしんぼをむくかな」。稲村半四郎氏のお母さんの教えどおりのタイミングだ。

2016/11/11

銀杏(ギンナン)


かっては街路樹の花形だった公孫樹(いちょう)の木だが、果肉が放つ強烈な匂いが嫌われて新たに植えられることがすっかり減ったばかりか、実をつける雌木は切り倒されてしまうという受難の時代があった。

そのせいもあって東京近郊の公園や街路樹で公孫樹の雌木を見かけることはまれになり、東京で銀杏を拾うのはそうたやすいことではなくなってしまった。目をつけておいた雌木も、朝寝坊をして出かけたのでは、踏み潰された臭い果肉だけが残されて、かんじんの種子の方は姿を消している。

ところが八ヶ岳南麓周辺では公孫樹の雌木はまだかなり目につき、果実もその独特の匂いを発しながらいつまでも地上に散らばったままになっている。ネット入りの銀杏がスーパーで売られていることから察すると、決っして地元の人が銀杏を食べないというわけではなく、ただ単に自分で苦労して拾い集めるほどの暇人は少ない、ということなのだろう。

数日前に拾い集め、ビニール袋に密封して庭の片隅に置いてあった銀杏の果肉が大分腐敗してきたようなので、今日は水洗いし種子を秋の陽光に干した。お正月の茶碗蒸し用としては十分な量が収穫できた。

2016/11/10

カラマツ黄葉の名勝

「今年は紅葉がイマイチですね」。この秋前半の挨拶言葉だったが、後半の寒気がいつも通りの秋の色にしてくれたように思う。
以下が私版八ヶ岳南麓カラマツ黄葉名勝地。

東沢渓谷の赤い橋
赤岳を背負って映えるカラマツ黄葉。すでに散ってしまった広葉樹林の灰白色とカラマツ林の黄色の対比が美しい。
平沢峠
太平洋と日本海の分水嶺であり、ナウマン博士がフォッサマグナを発想したことで有名な峠。そこから眺める八ヶ岳東麓のカラマツ林の風景は四季折々見ごたえがある。
大泉駅上の防火帯
ほぼ南北に走る防火帯に日差しが入り込む正午前後が見頃。天空にそびえる富士山が見えるか見えないかでイメージはずいぶん違ってくる。
小荒間上の県営牧場
この場所の見頃は夕暮れ時。5分〜10分間の短時間だが、夕焼けがカラマツの黄葉を艶やかに彩り、夕焼けに染まる富士山と相まって "絵葉書"になる。

2016/11/09

功罪相半


今の場所に山荘を建てた理由の大きな一つが富士山や南アルプスが一望できる景観だった。その山並みも周りの木々が育つに従いすっかり姿を消し寂しく思っていたが、最近になってその一部が蘇った。

隣接する別荘の新オーナーが敷地内の赤松の大半を切り払ってくれたお陰だ。八ヶ岳南麓を襲った2年前の大雪で積雪に弱いことを証明した赤松大木は近年伐採される運命にある。周辺樹木の伐採は、リスを来なくしたり、鳳凰三山や北岳を蘇らせてくれたりと功罪相半ばする。

2016/11/08

須玉の海岸寺


石仏の百体観音で有名な須玉の海岸寺。久しぶりの参拝だったが、今日改めて気づいたのが木彫りの仏像やお地蔵さんの印象深い表情。夕暮れの光線の具合もあってか、なんとも穏やかで静かなお顔だった。

追記:
海岸寺付近の標高は1000mを超える。そんな高度でも、そして既に晩秋に入ったこの時期にも、道路脇にはセンダングサがまだ花をつけ、その花の中に数匹のニホンミツバチを見つけることができた。

2016/11/07

ミツバチ巣箱の菰巻き

やや遅くなったが今日はミツバチ巣箱の菰巻き。菰はここ数年で編んだものが随分と貯まったので、陽光で虫干し、後は巣箱に巻着付けるだけなので手間はかからない。

以前使用していたスタイロフォームより断熱効果は低いかもしれないが、除湿・換気を考慮するとミツバチ巣箱の防寒素材としては稲藁の方が優れているように思う。寒気が厳しくなってきたら菰巻きの外側をタール紙で覆って断熱性をもう一段高める。

2016/11/04

メジロに先をこされた

たった3個しか実をつけなかった今年の庭の柿の木。食べごろになるのをいまかいまかと待っていたのに、ちょっと留守にし帰宅してみるとメジロが2個を先に食べてしまっていた。

2016/10/31

魚の駅 とれたて館

旅行の大きな楽しみの一つが食事。豪華なメニューやグルメである必要はない。その土地特有の食材や伝統的な郷土料理に出会うのが楽しい。

今回の黒部峡谷への旅で一番印象に残ったのが、帰路に立ち寄った黒部漁港「魚の駅生地(いくじ)とれたて館」で食べた昼食。

好みの魚介類を買いその場で調理(と言っても刺身にするか、貝の蓋を開けてもらうだけの"調理"だが)してもらってイートイン風に市場の片隅の簡素なテーブルで食べる。もともと生(なま)魚好きなせいもあるが、新鮮な魚介類の味には大満足だし、プラスチックのトレイや発泡スチロールの容器に無雑作に入れられて出てくるのも素朴で気に入った。

生魚と一緒にご飯も食べたければ近くのコンビニでおにぎりでも買って持ち込むことも可能だ。きちんとレストランのテーブルに座ってプロの料理人の鮮魚料理を食べたい、という向きにはすぐ隣に「魚の駅生地 できたて館」もある。バスツアーの団体客の皆さんはこの"できたて館"を利用していた。

2016/10/28

黒部峡谷での紅葉狩り

2泊3日で黒部峡谷へ紅葉狩りに。
大地の隆起と急流の侵食で2500万年〜3000万年もの長い歳月をかけて作られたと言われる黒部峡谷のV字谷、想像していた以上に圧倒される景観だった。

そして、それ以上に圧倒されたのが事に当たった人々の"大きさ"。

人を拒み続けてきた峡谷を水力発電に利用しようという骨太の構想。

その構想を実現するために、切り立った岩盤にへばりつくようにトロッコ電車を走らせる執念。

最近 "レガシー"という言葉をよく耳にするが、これこそがレガシーと感銘した。


宿泊した名剣温泉、断崖にへばりつくように建てられた温泉宿の単純硫黄泉の掛け流しの湯はまさに山奥の秘湯。

2016/10/15

清里ラインでビーハンティング


今日のポストはトラックやトラクターが行き交う佐久甲州街道の歩道、標高1000mの地点。

道路脇のセンダングサにニホンとセイヨウの両方が混在しているが、捕獲して餌付けするのはもちろんニホンミツバチだけにした。

そして、給餌器に集まってきたのはニホンミツバチ。不在時間の計測も比較的うまくいき、今日の結論は下地図のとおり。しかし、問題はここから。巣を目視で探すためにはもう一段も二段も対象地域を絞り込む必要があるが第二、第三のフィーディンブポイントをどこにするかが難しい。Google地図で給餌器を設置できそうな場所を探してみると、①か②(青色)が候補地だが現場を見てみないと判断がつかない。明日、引き続いて追っかけてみるつもり。



2016/10/10

秋のビーライニング花_センダングサ


この秋はミツバチの姿を求めて随分と車を走らせ、野山を歩き回った。環境保護派の皆さんからはひんしゅくを買いそうだが、最近はセンダングサやセイタカアワダチソウの姿が目に入ると嬉しくなる。今のシーズン、八ヶ岳南麓でミツバチを呼び集めているのはこの二つの外来野草。特にセンダングサはニホンミツバチが一番のお好みのようだ。


最近ハマっているビーハンティング(=ビーライニング)では、まず最初にミツバチが集まっている花を見つけることから始まる。それらの花は、9月初旬には標高1000m付近の高地に咲いていたアキノキリンソウやイヌゴマだった。(右上2枚の写真は9月6日、標高1400mの地点で撮影したもの)

朝晩の冷え込を感じるようになってきたこのごろでは、それがセンダングサやセイタカアワダチソウに変わってきた。特にニホンミツバチはセイタカアワダチソウよりもセンダングサに集まっていることが多い。

花が地味なセンダングサはセイタカアワダチソウほど目立たないが、八ヶ岳南麓ではセイタカアワダチソウ以上に繁殖しているのではと感じる。種子(タネ)が車のタイヤに付いて運ばれるせいか車の往来の激しい幹線道路の道路沿いを目を凝らして見ると大小の群落が次々と目に入ってくる。今の時期、車を止めてそんな群落をのぞき込むとかなりの確率でニホンミツバチの姿を見つけることができる。

そして、八ヶ岳南麓には思いのほか多くのニホンミツバチが飛び交っていることを知った。見かける場所が、集落や農家から遠く離れた山中なので、飼育群ではなく野生群である確率が高そうな気がする。
飼育群の世界では、CCDやアカリンダニの話題で騒々しいが、野生に暮らすニホンミツバチ達は意外とたくましく健康的に暮らしていそうだと少々安堵した。

2016/10/09

河原でのビーハンティング 2/2

長野の蜂友TN氏の加勢を得て、一昨日と同じポイントで再びのビーハンティングを実施した。
  • 数匹の蜂を捕獲する
  • それらの蜂を餌付けする
  • ころ合いを見計らってリリース
  • リリースした蜂に教えられて仲間の蜂がビーボックスに集まってくるのを待つ
  • 数匹の蜂にマーキングする
  • マーキングした蜂が飛び去る方向を地形図にプロットする
. . . と、ここまでのステップはこれまでの経験でかなりスムーズにことが進められるようになった。

次の課題は;
  • マーキング蜂の出立した時刻と、再びビーボックスに現れた時刻から、その蜂の不在タイムを計る
  • 不在タイムから巣までの距離を推計する
. . . という、最終段階の作業になる。

不在時間から巣までの距離を計算する方法はシーリー博士の計算条件をそっくりまねた。
  1. ミツバチの飛翔スピード= 24km/時 = 400m/分
  2. 運んで行った砂糖液を巣内で荷下しする時間 = 2分
  3. 推定距離(m) = [不在時間(分) − 2]  ÷ 2 × 400
ニホンミツバチの場合には条件を多少修正する必要があるかも知れない。でも、風向きや、集めた花蜜量でもこれらの因子は変化するはずだし、そもそもデーターの目的が ”当たらずとも遠からずの大まかな距離”の計算なのでとりあえずはこれでいいだろう。

計測は、無料アプリの展示ストップウオッチをiPadにインストールして使用した。6匹のサンプル蜂を同時併行で計測できるから便利だ。30例以上のサンプリングをしたが、その中から計測が比較的うまくいったと思われる上位10例を選択したのが以下の表。



探索対象エリア(赤色)内を車と徒歩でサッと回って、以下の3地点のどこかが元巣の場所ではと感じた。
  • 庭でミツバチを飼育している民家。巣門に帰ってくる蜂を観察しマーキングされた蜂を発見すれば「ここ!」と断定できるのだが今日のところは訪問するのは遠慮した。(地点Ⓐ )
  • 境内や墓地周辺にヒノキやサワラの大木・古木が数多く生えている。そのヒノキ大木に3台の待ち箱がくくりつけられていた。今は空箱だが、これは寺社林の中にミツバチの巣があり、そこからの分蜂群を狙っての待ち箱であることはほぼ間違いなさそうだ。(地点  Ⓑ )
  • 小さな社だが数十本の神社林は全て大木・古木。樹洞もありそうだ。近くの空き地のセイタカアワダチソウに数匹のニホンミツバチが飛んでいた。(地点Ⓒ)
不在時間から推計した距離と方向、現地踏査で得たこれらの情報をどう読み解くか?そして、巣のありかをもう一段絞り込むための次のアクションは?
「ビーハンティングは、知的でエキサイティングなアウトドアスポーツ」と言うシーリー博士の言葉の意味するところが少しづつ分かりかけてきた。

2016/10/07

河原でのビーハンティング 1/2

この秋初めての試みだったが、ビーハンティングは予期した以上に順調に進展している。今日のフィールドは河川敷。センダングサの群落の中に肢に花粉団子を付けたミツバチの姿がチラホラと目につく。セイヨウミツバチの姿もあるが大半はニホンミツバチのようだ。
その中からニホンミツバチに的を絞ってまず3匹を捕獲し、ビーボックスで15分間餌付けしてからリリースした。

リリースしたミツバチが仲間にごちそうのありかを伝えてくれることを念じながら待つこと約30分、一匹、二匹と徐々にビーボックスにミツバチが集まり始め、約一時間後にはおびただしい数のミツバチが給餌器に群れるようになった。
砂糖液をたらふく飲んだ後、ミツバチ達が飛び去る方向は全て同じ。対岸の雑木林の左上を飛び越えていく。同じ巣から来ているニホンミツバチの可能性が高い。

巣がありそうな方向は分かったが、今日は巣までの距離を計測するまでには至らなかった。あまりに蜂の出入りが激しくて、マーキングしてもその蜂がいつ飛び立ち、いつまた帰ってきたのかをついつい見逃してしまう。

飛び去った方向をGoogle航空写真プロットしてみたのが以下の図。目視で踏査するにはまだまだ範囲が広すぎるので、これに距離情報を加えて絞り込む必要がある。次はのステップは、できるだけ正確にサンプル蜂の不在時間を測定することが主要テーマになる。

2016/09/25

空師の妙技

敷地に生えているクリやコナラの木が空一杯に枝をのばし、野草畑への日差しが遮られるようになった。ここ数年、ミツバチの分蜂蜂球の位置が上へ上へと移動しているのもそのせいかもしれない。ということで、昨日はプロの空師に依頼して高枝伐採作業。

作業を依頼したのは飯島ツリーサービス。今回の対象樹は野草畑の上を覆う山栗の高枝(右写真の点線上部)。時折小雨がぱらついたり、突然霧が流れ込んで視界を遮ったりと"空師日和"というわけではなかったが、この秋はずっとこんな天気が続いているので決行するしかなかった。

空師の仕事ぶりは、以前TV番組で観てから興味を持っていた。それもクレーン車も使えない場所でのロープワークの空中伐採に魅せられ、一度本物を見たいと思っていた。
高木へ登攀し、命綱を頼りに高所でチェンソーを使い、伐採した枝は下の野草畑を傷めないように一本一本ロープで下ろしていく。それらの全てがロープとカラビナを駆使して行われる。正にプロの妙技を、ベランダでコーヒーを飲みながら見物できるという贅沢を味わった。

ひと時だけだったが今朝は久方の秋晴れ。広くなった庭の空を眺めながら空師を入れた判断の正しさを再確認した。

それにしても、彼のような技倆があれば、分蜂蜂球がどこにできようが全く意に介さないのだが . . . 。



つかの間の秋晴れ


今年の秋はスッキリしない天気が続き、このままでは越冬用の花粉や花密が十分に集められないのではと心配になる。そんな中で、今日は久しぶりの晴れ間。ミツバチ達は朝早くからせっせと花粉・花密集めに励んでいる。

2016/09/05

アサギマダラ

初夏から夏にかけて八ヶ岳高原に現れ、秋には南西諸島や時には台湾まで渡るとも言われるアサギマダラ。例年、庭のヒヨドリバナが咲き始めるとすかさず姿を現わすが今年はまだ見ない。今年は渡りの個体はわが家の庭に立ち寄ってくれないのだろうか?

この春は何度かアサギマダラを見かけた。
最初は5月17日、近くの涸れ沢の底を舞う姿。(右上)
次には庭のサラサドウダンの花の周りを飛び回る姿を。(右下)
それまではアサギマダラは秋の蝶と思っていたので、春に見かけた時珍しく感じた。

アサギマダラは、渡りをする個体と、本州で羽化し、本州に定住する個体の両方がいるらしいので、春に見かけたのは本州在来組だったのだろうか?