2013/07/16

巣箱の話 1/2「ミツバチ巣箱のお国柄」


蜂友YT氏がマダガスカル旅行で撮影してきてくれたミツバチ巣箱の写真。周囲の景観に溶け込んだ実に良いデザインだ。高床式、広い屋根、巣門上の大きな庇(ひさし)などは、強い日射しやスコールへの配慮に違いない。そして、そのスタイルが現地の伝統的住宅に酷似しているのも興味深い。

ある国のミツバチ巣箱と、その土地の伝統的住居の間には類似性があるような気がする。気象や自然環境の条件に対応できる機能を備えると自ずと似通った形になるのか、あるいはそこに住む民族の美的テイストからくるものなのか?多分、その両者があいまってのことだろう。

スイス:
スイス養蜂組合の統計によれば、約80%のミツバチがこのようなビーハウス(蜂小屋)で飼育されているそうだ。厳しい冬の寒さを凌ぐには、一戸建てより集合衆宅のほうが防寒効果的?
バリ島:
空中遊泳しているようバリ島の巣箱と住宅。気象条件や外敵防御などの要素を考慮するとこういう結論になる?
アメリカ:
現代型Langstroth巣箱が並んだアメリカの養蜂場。ニューヨークの摩天楼街とそっくり、. . . と見るのはこじつけ過ぎ?