2013/06/11

スズメバチ・トラップ


スズメバチ・トラップは、捕殺するか、生け捕りにするかで道具が変わってくる。スズメバチ酒を造る目的であればもちろん生け捕り、それも“イキのいい”ままで捕まえたい。

捕殺であればペットボトル・トラップが安価で成果もある程度期待できる。生け捕りは、これまでは捕虫網と割箸を使って来たが、今年の春からむし社で見つけたバタフライ・トラップを導入してみた。これまでの試用結果はほぼ満足のいくレベル。

捕虫網の捕獲では、スズメバチが飛んできたその瞬間に捕まえなければならない。そのチャンスは一瞬だけ。捕虫網を取りに行っている間にどこかに消えてしまう、ということもしばしばある。

一方バタフライ・トラップに入ったスズメバチは、しばらくはトラップ天井部であわてふためいて飛び回っている。気がついた時にネットに備え付けのピンセットで首根っこを摘んで焼酎瓶に移せば良い。(暴れているうちに、偶然ネット下の開放部に到達し逃げてしまうこともあるので、いつまでも放置しておくわけにはいかないが。)

秋には毎日頻繁に飛来するスズメバチも春は時折しか姿を見せない。特に女王蜂に遭遇する機会はそう多くない。だから、このトラップの中にいる“しばらくの時間帯”は女王蜂捕獲のチャンスを大幅に高めてくれる。
この春はキイロスズメバチばかりで、残念ながらオオスズメバチのマリア達は一向に姿をみせない。

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ペットボトルの底を切り取って自作した“アリ返し”の具合もなかなか良い。吊るし紐を伝って給餌皿に入り込もうとする蟻を今のところは阻止している。(蟻の学習能力はかなり高いので、いつまで効果が続くかは分からないが。)