2024/02/16

野川遊歩道のミツバチ

 


この寒さの中でどうしているかな、と久しぶりに立ちよった野川遊歩道のニホンミツバチの自然巣、夏〜秋の時期に比べ巣門を出入りするミツバチの数が減ったとはいえ、花粉を運び込む働きバチや巣門を守る門番バチの姿から、群全体が蜂群として健全に運営されていることが伺われる。

温暖な東京での生活は、ミツバチにとって高度寒冷地の八ヶ岳に比べて随分と住みやすい環境であることを実感する。

2023/11/25

東京のニホンミツバチは活発

野川沿い遊歩道のニホンミツバチ自然巣、今日もハタラキバチが忙しそうに出入りしている。花粉を持ち帰る蜂が多いところを見ると、この時期でも巣内では産卵〜蜂児誕生が盛んなのだろう。やはり、八ヶ岳南麓のミツバチとはずいぶんと生活サイクルが違うようだ。(11/25  12:20 撮影)

2023/10/30

原種シクラメン

2年前札幌の園芸店から苗を取り寄せて植えた原種シクラメン、八ヶ岳南麓の気候や庭の土壌があっていたようで、全ての株が根付きそれぞれの塊茎は順調に大きく育っている。

タキイ種苗のWEBによれば、原種シクラメンは自分のこぼれ種でドンドン増え、環境さえ合えば何年も生きながらえる長寿の野草で、イギリスでは100年を超えて栽培されている塊茎もあるそうだ。

手入れもほとんど必要なく花期も思った以上に長い。冬場はほとんど花のない我が家のロックガーデンでは貴重な花になってくれそうだ。

2023/09/25

野川遊歩道のミッチバチ自然巣

自宅から1キロ足らずの野川沿いの遊歩道で見かけたミツバチの自然巣、それもニホンミツバチだ!

この十数年間、ミツバチの姿を求めて都内を歩き回ったが、見かけるのはほとんどがセイヨウミツバチ。こんな身近でニホンミツバチの自然巣に出会うとはなんともラッキーだった。

この自然巣群が無事冬を越し、来年の春に分蜂してくれるかどうか?この冬の散歩の楽しみが増えた。


2023/08/28

伊豆大島のバス停

美味しい魚を食べようと出かけた伊豆大島旅行で見かけたバス停ポール、大島観光の有名スポットの「地層大切断面」前のバス停に立っていた。

地層大切断面は高さ約30メートル、長さ約700メートルにわたって続く縞模様の断層。おおよそ1500020000年の間に100200年ごとに繰り返し発生した大噴火による降下火砕物が堆積してできたらしい。この地層の下には、海面までさらに約5000年以上の噴火の歴史が重なっているそうだ。

1953(昭和28)年、島周回道路の建設工事で山を削った時に偶然見つかった世界的にも貴重なジオパーク。その形状から地元では「バームクーヘン」とも呼ばれている。そこで、バス停看板をバームクーヘンを模したデザインにし、そのバームクーヘンにフォークを刺すという念の入り用のデザインが微笑ましい。

2023/08/14

オニグモの網張り

「夕べあったクモの巣、今朝はないね」. . . 夏休み山荘に遊びに来た4歳の孫の言葉に教えられて、翌日から注意して見ていると、確かに軒下の蜘蛛の巣は、夜寝つく頃には通路を邪魔するほど大きく拡がっているが、翌朝目を覚ます頃には跡形もなく姿を消している。そして、それが毎朝、毎晩繰り返して起きている。

ネットで調べてみると . . . 

オニグモは、昼間は軒下などにじっとしていて、暗くなるとそこから出てきて網を張る。そして夜明け前にはその網を片付けてから軒下へ帰る、と書かれている。


「昆虫記」で有名なフランスの博物学者ファーブルは、クモは網を片付ける時糸を丸めて食べ、夜にはその糸をおなかから出して再び網作りに利用する、というオニグモの不思議な生態を発見し世間の耳目を集めた。


ところが、後世のクモ学者の間でファーブルの説に疑問を呈する人が増え、ファーブルの説は否定されることになったらしい。「オニグモは、丸めた糸の固まりをしばらく口にくわえているが、その後口から弾きとばして捨てる。丸めた糸に食べ残しの小さな虫などが入っているとそれを食べることもあるので、ファーブルはたまたまそんな場面を見て誤解したのだろう」というわけだ。


しかし、その後オニグモが実際に網を食うことが改めて実証され、またクモの網に放射性同位体を与えて検査・分析した結果、早朝丸めて食べた糸と同じものがその日の夜の網作りで使用されていることが科学的に証明され、ファーブルのリサイクル説は再び蘇った。


これまで何気なく見ていた蜘蛛の巣だったが、その背後にこんなオニグモの生態や、専門家の論争があったことをこの歳になって初めて知った。

2023/07/18

Bee Crossing

父の日プレゼントとしてもらった「BEE CROSSING」のサインボート、”ハチに刺されるよ!”を多少柔らかく表現した「立入り禁止」の警告板のようだ。

アルミ板で作られた米国製ボードはただの警告板として使うにはもったいないほど良くできている。で、エクステリア装飾として使うことにし、ボードの英文メッセージは「立入禁止」ではなく、”BEE FRIENDLY ZOON”、あるいは ”ここはミツバチサンクチャアリーです” と読んでもらうことにする。

こんな看板を掛けるとミツバチを飼っていることが分かるので巣箱が盗まれるよ、と忠告してくれる人もいるがその時は諦めるしかないだろう。

2023/06/26

ハスカップジャム


2年前に植えたハスカップの株が順調に育ちかなりの数の実が収穫できたので、初めて自家製ハスカップジャムに挑戦することにした。ハスカップは北海道の湿地や高地に自生する野生のベリー。ビタミンC、カルシウム、鉄分だけでなく、ペリフェノールを多く含み不老長寿の果実として、アイヌの人たちに親しまれてきたそうだ。近年、ハスカップジャムは北海道観光旅行のお土産としてすっかり定着しているようだ。

やや酸味が強い味はヤマブドウジャムと同じような”自然”を感じる。朝食のトーストやヨーグルトと一緒にしばらく楽しめだけの量が収穫できた。

2023/06/25

レンゲツツジと、ノビタキと、グライダー。


朝目を覚ますと晴天。であればと霧が峰高原まで1時間ほどのドライブに。予期していなかったが霧ケ峰高原は今レンゲツツジが満開。何度も来ている霧が峰高原だが、レンゲツツジがこんなに多く自生しているとは知らなかった。

そのレンゲツツジのブッシュの中で、子育て中のノビタキが虫を追いかけて飛び回り . . .

ノビタキに負けじと、霧ケ峰高原名物のグライダー野郎たちも晴天の青空に向かって次々と飛び立っていた。

2023/06/09

ミヤマオダマキ

6月4日、白馬五竜高山植物園での「学芸員とまわる植物園散策ツアー」に参加し、お土産にミヤマオダマキの苗をいただいた。以前、スイストレッキングで見かけたオダマキ(Aquilegia vulgaris/Ranunculaceae)の仲間で、亜高山〜高山帯に自生する野草らしい。ロックガーデンの仲間に加えることにした。

白馬五竜高山植物園のミヤマオダマキ(下写真)のような背景はないが、濃紫色の花がいかにも高山に咲く野草の雰囲気。ていねいに育てて株数を増やそうと思う。



2023/06/04

姫川源流


白馬の五竜高山植物園を訪れた帰路姫川源流に立ち寄った。20年ほど以前になるが、姫川源流へは福寿草を見に来たことがある。姫川源流周辺は、その後ずいぶんと整備されたようで、記憶にある当時の面影はない。

まだ残雪がある山並みの遠景と、田植えを終えたばかりの田圃の組み合わせは、”これぞ信濃の春”の情景 。

白馬五竜高山植物園


この週末、白馬五竜高山植物園は今年最初の早期特別開園日。シラネアオイとサンカヨウの花が見られるのではと、急遽信州白馬へ一泊二日のドライブ旅行を計画した。

開花した野草はまだそう多くはないだろうと大きな期待はしていなかったが、あにはからんや、満開のシラネアオイやサンカヨウだけでなく、イワヒゲ、ハクサンコザクラ、ウルップソウ、チョウノスケソウ、ミヤマオダマキ、チングルマ、コマクサ、ミネズオウ、トキワヒマハギ、クロユリ、. . . と、実に数多くの満開の花を見ることができた。

2023/05/19

初めて見たウグイスの水浴び

鳴き声はすぐ近くで聞こえてもなかなか姿は見せることのないウグイス、今日は珍しく水浴びする姿をゆっくりと見せてくれた。

2023/05/18

”通い徳利”にシジュウカラ


近年ではあまり見かけなくなった”通い徳利”(別名、貧乏徳利、牡丹徳利)。ガラスの一升瓶が普及する以前の江戸後期から昭和初期にかけはずいぶん使用されていたらしい。客は量り売りで酒を買い、この徳利に入れて自宅へ持ち帰る。徳利は酒屋が販促用として常連客に貸し出すのが商習慣だったようだ。

ずいぶん以前、高幡不動尊ござれ市で手に入れた通い徳利をベランダの片隅に置いていたらその小さな口からシジュウカラが盛んに出入りしていることに今日気づいた。親鳥が留守にした時を見計らってスポットライトを照射して中を覗き込んで見ると壺の底に巣材が敷かれ、その上に9個の卵が産み落とされていた。

徳利の高さは30cm以上もあり、巣材の位置から出口までかなりの距離がある。徳利の中には羽ばたけるだけのスペースもなさそうだし、逆傾斜の陶器壁面をボルダリング的に登ることはまず無理だろう。産まれたばかりでまだ羽根の力が弱い雛が果たして壺の口から這い出せるだろうか?巣立ちが迫ったら徳利を横倒しにし外に出易いようにしてあげた方がいいだろうか?
親鳥たちが選択した営巣場所なのだから杞憂であろうがなんとも気になる。



2023/04/03

ミスミソウ

ロックガーデンでミスミソウ(学名:Hepatica nobilis)が開花。雪割草とも呼ばれる春告げ花。昨年秋、札幌の園芸店から仕入れて植え付けたものだが、八ヶ岳南麓の厳寒を無事耐え凌いでくれた。

2023/03/03

深大寺のだるま市


3日4日は深大寺のだるま市。4年振りにおねり行列が出るとあってかなりの人出。手に入れた達磨の開眼*(注)をしてもらおうと、境内には初詣の時に匹敵するような長い行列ができていた。

(注) 僧侶が、阿吽(あうん)の呼吸の「阿」の字を達磨の左目に書き入れて開眼し、願いが成就した時は右目に「吽」の文字を入れて寺に納めるという深大寺の風習。

2023/02/11

偵察用気球?

山梨県北杜市観光協会が運営するライブカメラに記録された映像。昨日降った雪で覆われ地上の上空にふだんは見られない球体が浮かんでいる。カメラがあるのは旧大泉村役場近くの敷地。レンズはほぼ真北に向けて設置されているので月が映り込むことはありえない。

もしやいま話題の偵察用気球では?信濃毎日や山梨日日新聞で関連ニュースを探してみてもそれらしい記事は見当たらない。

2022/12/23

洲崎岬からの富士山

(洲崎神社浜鳥居から見た富士山)

美味しい魚を食べたいと房総半島へ二泊三日のドライブ旅行。予報どおり相模灘は東京湾フェリーやアクアラインが運行休止になるほどの強風(風速15〜19m/s)。でも天気は抜けるような青空で、以前木更津から見たたおやかな富士山とは一味違う富士の姿を波飛沫(なみしぶき)越えに見ることができた。

目的の魚料理は、朝食の「鯛茶漬け」、昼食の「なめろう」、夕食の「金目鯛のシャブシャブ」、. . . と、地魚料理三昧の食事を連日楽しんだ。
前回房総を訪れた時に興味を持った天の石笛(いわぶえ)、荒波で磯辺に近づくことができず今回は結局一個しか拾えなかった。

2022/12/21

ショクダイオオコンニャク


神代植物公園のショクダイオオコンニャクが昨日やっと開花したとのこと。花は2日間で萎んでしまうらしいので朝一番で出かけることにした。

ショクダイオオコンニャクは葉と花は別々に成長するが、今回のようにその両方が同時に展開するというのは珍しい現象らしい。世界で2例目の珍事とここ数日TVニュースで取り上げられたこともあってか、大温室の前には入場を待つ見物客の列ができていた。”珍しい”と聞くとついのぞいてみたくなるのは自分だけではないようだ。
前回ショクダイオオコンニャクの開花を見たのは10年前、その時も1時間ほど待たされた記憶がある。

2022/12/13

シモバシラ (Frost flower)


今朝、初めて山荘の庭で”シモバシラ”を見た。”シモバシラ(Frost flower)”は、植物のシモバシラ(シソ科の多年草 学名:/Keiskea japonica)の茎に咲く霜華。

シモバシラの茎の太さや枯れ具合、地中の水分や湿度、夜間の気温や風、etc. . . . などの条件が全て揃った時に初めて”シモバシラ”に会うことができる。そして、太陽が登り陽光で気温が上がると”シモバシラ”はすぐに溶けて姿を消す。東京では高尾山に咲く”シモバシラ”が有名で、”シモバシラ”が発生しそうな日は早朝から野草オタクやカメラマンが高尾山を目指す。

庭にシモバシラが生えていることは数年前から気づいていた。でも、冬はあまりくることがない山荘とあってこんな条件が全て揃うことはまずない。で、山荘の庭で”シモバシラ”(Frost flower)を見ることはこれまで一度もなかった。今回は滞在中にそんな条件が全て揃うという僥倖に接し、初めて「我が家の庭のシモバシラ」を見ることができた。

2022/12/08

デパートの屋上遊園


デパートの屋上へ行くなんて何年、いや何十年ぶりだろうか?今日のNHKカルチャー教室「樹木医と行く花の自然探訪」は新宿〜池袋の街中を歩くコースだった。そして最初に訪れたのが新宿伊勢丹デパートの屋上。

デパートの屋上と言えば、子供用の遊具があり、お子様ランチのあるレストランがあり、. . . と言うのはもう昭和レトロの思い出話のようだ。

今時のデパート屋上には、樹木や灌木が植え込まれ、花壇には花が咲き乱れ、芝生広場には餌を探すツグミが走り回り、. . . と、ビルの屋上にいることを忘れさせるようなナチュラルガーデンだ。
花壇の花々には、最近はあまり話題にならなくなった都会派ミツバチかなりの数が集まっていた。

2022/12/06

ゲゲゲ忌2022


ここ数週間、調布はゲゲゲの鬼太郎で溢れている。水木しげるの命日の11月30日を中心に、市内各所で「ゲゲゲ忌2022」と「生誕100周年記念事業」が開催されている。

ゲゲゲの鬼太郎に縁のある市内各所を巡ってスタンプ集めに走る子供もいれば、駅前広場で妖怪焼きを食べながらゲゲゲ劇場に熱中している親子の姿もある。

布田天神社境内に作られた「ゲゲゲのサンドアート」も面白い。芯材などは一切使わず砂と水だけで作られている妖怪たちは砂像作家 保坂俊彦氏の作品。
雨に当たると崩れそうな脆さを感じさせるのも妖怪的だ。

2022/11/15

G20サミット 2022

今回のG20サミットの開催地はインドネシアのバリ島。ということでここ数日TVでバリ島の光景が頻繁に放映される。今日のTVもウブド(Ubudo)の名所旧跡や人々の生活を案内していた。

ウブドといえばかってミツバチの巣箱を探してを歩き回った懐かしい街。当時シンガポールに在住していた息子夫婦の案内で2回ほど訪れたが、その息子夫婦も今では日本に帰国してしまったので三度(みたび)ウブドを訪れるチャンスはかなり遠のいた感じだ。

あの時、巣箱を譲ってくれたSudi Warung氏は今でもレゲエミュージシャンとして活動し、食堂を経営し、ミツバチを飼っているだろうか?記憶をたどってGoogleストリートビューで彼の店を探すとすぐに見つかった。庭木の背が少し高くなった以外は建物の外観は当時と変わっていない。軒下の垂れ幕もあの時見たものと全く同じだ。そして店の外で働いているWarung氏らしい姿も映し込まれている。

軒下にミツバチの巣箱が吊るされているのも確認できる。ストリートビューの撮影年月日は「2019年9月」とあるので3年前の光景のようだが、ゆっくりと時間が流れるジャワ島のこと、2022年の今でもWarung氏もミツバチも同じような生活を送っているに違いない。

2022/11/12

ロックガーデンの冬支度


 紅葉シーズンも終盤に入り、数日前から風もないのにクリやコナラの葉がハラハラと舞い落ちるようになった。今日はその枯葉を集めてロックガーデンの冬支度を。

今年新たに植えつけた植物(注)はまだ十分に根が張っているとは思えないので、枯葉布団を掛けることにしている。寒気対策というより、留守の日が多くなる冬場の水切れ対策としての処置だ。

(注) シラタマノキ、アカモノ、ヒメシャクナゲ、ミスミソウ、原種系チューリップ

2022/10/29

原種系チューリップ


(イラン高原に咲く原種チューリップ)

ロックガーデンに“原種系”チューリップの球根を植えた。先日神代植物公園を散策した時、園内の売店で目について衝動買いしたもの。

中央アジア〜地中海沿岸の山岳地帯や砂礫地が原種系チューリップの原産地だそうだ。ネットで調べると花畑で華やかに咲く園芸種チューリップのイメージとはずいぶん違う。園芸種に比べ花も背丈も小さいので、ロックガーデンに植え込んでも違和感はなさそうだ。

自生地の違い、あるいは改良により今では100種近い原種系チューリップの品種があるらしい。今回植えたのは右写真の4種類。標高1300m近い我が家の庭でも育ちそうな耐寒性に強いものを選んだつもりなのだが?

うまく冬越しできれば来シーズンは品種や株数をもう少し増やそうと思う。


2022/10/23

第46回全国巻柏展示会

神代植物公園で開催中の全国巻柏(イワヒバ)展示会を見に行った。

イワヒバは、古典園芸植物の一つされ、江戸時代から好事家に愛されてきたらしい。呼称も地方により、岩檜葉(イワヒバ)、岩松(イワマツ)、復活草(フッカツソウ)、苔松(コケマツ)、巻柏(マキガシワ)と多種多様。

そんなイワヒバ愛好家が年に一度集まってその栽培技と作品を自慢するのがこの全国巻柏展示会 。樹齢65年(イワヒバはシダ植物なので樹齢とは言わないかもしれない)という古木や、岩に張りつけて野生のイワヒバの生態を表現したものなど、さまざまな自信作が全国から集結していた。


野鳥の水飲み場の大岩にケト土で張りつけた我が家のイワヒバ、今日の展示作品とは”葉形や葉芸”では比べようもないが、深山幽谷で育った正真正銘の”原種”イワヒバであることが自慢だ。

2022/10/20

セイタカアワダチソウとニホンミツバチ

今年はあちこちでセイタカアワダチソウの花がよく目につく。近所の大学の校内でも小さな群落があちこちにある。
そして、その花に、ミツバチ、アブ、ハエ、チョウ、アリなど多くの虫が群れているので立ち止まってよく見るとセイヨウミツバチに混じってニホンミツバチの姿も結構目につく。

この時期、ニホンミツバチはセンダングサやナギナタコウジュの花ではよく見かけるが、セイタカアワダチソウでは滅多にあまり見かけないのでニホンミツバチはセイタカアワダチソウをあまり好まないのだろうと思っていたがそうでもなさそうだ。

2022/10/18

原種シクラメン

秋咲きの原種シクラメンが開花。植え付けてからほとんど手を入れないのに健気に小さな花を咲かせてくれた。


先日別件で昭和記念公園を訪れた折、原種シクラメンが生えている場所ものぞいてみた。”原種”と呼ばれるだけあって、雑草の中でも逞しく咲いていた。(10月4日撮影)

2022/10/17

アルペンローゼの紅葉


ロックガーデンのアルペンローゼが真紅に色づき始めた。昨年松本市の園芸店を訪ねた時に偶然見かけて衝動買いしたもの。紅葉するとは思いもしなかったが、考えてみればアルペンローゼはツツジ科の植物、紅葉しても決して不思議ではない。 

アルペンローゼに興味を持つきっかけになったスイス旅行はいつも6〜8月の季節、花に集まるミツバチを探すことだけに夢中で、葉っぱが紅葉する秋のシーズンのことまでは頭が回らなかった。

2022/09/15

アオハダ

今年はアオハダが赤い実をたわわにつけた。植栽してから11年目、やっと我が家の庭のシンボルツリーらしくなってきた。草花と違って樹木の成長は気長に待たなければならないことは知っていたが11年は永い。これから新しい樹木を庭に植え込もうとする時は、その木の成長スピードと自分の余生を勘案して樹種を選ぶ必要がありそうだ。

2022/07/26

フシグロセンノウ(節黒仙翁)

 フシグロセンノウの最初の一輪が開花。

自然環境の変化や盗掘で自生株が減少し、絶滅や準絶滅危惧種として指定している都道府県もかなりあるようだ。幸い我が家の敷地内では次々と株数を増やしている。独特の朱色が美しい。

2022/07/21

ミソハギ(禊萩)


お盆には仏壇やお墓に飾られ盆花、精霊花とも呼ばれるミソハギ、田舎の畦道などでよく見かける野草だが山荘周辺では滅多に見かけない。寒さに強いらしいので高地養蜂の蜜源花候補として試験的に植えてみたが、厳冬を無事過ごし、株もずいぶん大きくなり、2年目の今年はもう花を付けるまでになった。一株につく花数が多く、比較的花の少ない時期に咲くので、八ヶ岳南麓での蜜源花として期待できそうな気がする。

泉水にみそはぎ浸す宿古き  和田祥子(馬酔木)

2022/07/18

ユウスゲ(別名 キスゲ)


久しぶりに時折太陽の光が射す天気、そんな中でユウスゲ(夕菅)の花が開花した。
夕方開花し翌朝には萎む一日花で花は薄いレモン色。暮色の中に浮かび上がって咲く姿には妖しい美しさがある。

2022/07/17

花畑が夏草で色づきはじめた

 気象庁の梅雨明け宣言を待っていたかのように始まった連日の”梅雨空”、やっと時折晴れ間が見えるようになり、庭の花畑では待っていたかのように夏草が咲きはじめた。

写し込まれている花は写真手前から、チダケサシ(薄いピンク色)、カワラナデシコ(濃いピンク色)、オカトラノオ(白色)、キキョウ(紫色)、シモツケソウ(ピンク色)、. . . など。クガイソウやヤマユリも間もなく開花しそうだ。

2022/07/15

キキョウ(桔梗)の花

 曇天・雨天続きの気候の中で桔梗の開花が足踏み状態。日光不足のせいか花の色もいまひとつ冴えない。

2022/06/30

孫分蜂

数日前から、庭の薪棚に保管しているミツバチの空き巣箱に偵察蜂らしい素振りをするミツバチがいた。もしかしたら飼育群のどれかが分蜂するのでは?と思っていたら案の定今日一番元気の良い群が分蜂した。この春、近くの渓谷に設置した待ち箱に入居した群なので孫分蜂になる。

敷地の中央、カラマツの幹の地上高8mほどのに蜂球を作り4時間ほど止まった後、下見に来ていた薪棚の巣箱は最終選考に漏れたようで東の方角を目指して飛んで行った。

2022/06/29

ジョウビタキの雛

庭のミヤマザクラの幹に架けた巣箱でジョウビタキの雛が順調に育っている。巣箱は、軽井沢のT氏がミツバチ巣箱の製作の合間に作ってくれたもの。もともとカラ類仕様の巣箱だったが、前面の板3分の2をカットしジョウビタキやキビタキ用に(運が良ければオオルリも)と改築したものだ。

数年前にキビタキが営巣したがジョウビタキは今回が初めて。確認できるヒナの数は5羽。近くで親鳥の声がすると”次は自分の番だよ!”と言わんばかりに精一杯口を開いてアピールしている。毛色や活発な動きから察すると一両日中には巣立ちしそうな雰囲気だ。

ジョウビタキはシベリヤやモンゴル・中国北部などで繁殖し、日本へは冬鳥として渡ってくると言われている。が、ここ数年、日本各地での営巣が次々と確認され、日本での繁殖もそう珍しいことではなくなりつつあるようだ。我が家の庭でもジョウビタキは一年中見かけるようになった。