2017/06/29

DAY 10TH:シュバルツゼー


シュバルツゼー(Schwarzsee 2583m)からフーリ(Furi 1867m)へ。

シュバルツゼー駅(2583m)を降りると周囲の山並みは白銀の世界。この数日間、市内では夜間雨がちな日が続いたが、その雨は山上では雪だったようで新雪が眩しい。気温は予想していた以上に低く、顔を打つ(雹)と耳を刺す強風に、歩き始めた時は果たして今日のトレイルは最後まで貫徹できるだろうかと危ぶまれるほどだった。

だがその心配も歩き出して30分もしないうちに杞憂に終わり、着込んだ雨ガッパやダウンジャケットを脱がなければならないほど天気は急速に回復し、振り向くと新雪で覆われたマッターホルンもが姿を現わすほどになっていた。

標高2400m付近まで下りてくると群青色のリンドウ(Gentiana verna)やスミレ(Vioola calcarata)など、春〜初夏の野草が山肌を埋め . . .


それらの野草を惜しげもなく食べる放牧中の羊の姿も見かけるようになる。

坂道を下るほどに、花はより大きく、より華やかになり . . .

標高2000m地帯で見かけた集落。村の入り口に立てらた案内板によれば、1280年(日本の鎌倉時代)に書かれた土地、家、牧草地の利用権に関する契約書がこの地区で現存するそうだ。
ただ今では住む人もいないようで崩れ落ちそうな家屋群が痛々しい。スイス版限界集落ということなのか?

 (ツエルマット泊)