2017/04/16

ビーライニング_青春編


先月11日、地元の中高校生を対象に行ったビーライニング/ビーハンティング研修会。昨日と今日の二日間は、そのフォローアップ講座として野外体験会を実施した。

フィールドは地元の地主さんの好意で立ち入り許可をいただいたアブラナが咲き乱れる標高800mの渓谷沿いにある休耕地。周辺に野生のニホンミツバチが生息していることは分蜂群捕獲活動ですでに確認済みの場所だ。

初日の昨日は終日風が強く、午後には時おり小雨もぱらつく春冷えの気候とあってミツバチの活動はいま一つだったが、二日目の今日は快晴、無風、最高気温20度超と絶好のビーライニング日和。この冬準備しておいた7台のビーボックスもフル回転で活躍した。

今回のテーマは、「蜜蜂捜索→サンプル蜂捕獲→餌付け→リリース→マーキング→飛翔方向と不在タイムの計測」というビーライニングの基本技法の習得。好奇心旺盛な若者たちの吸収力は抜群で、ごく短時間で全ての工程を参加者全員が難なくこなすようになった。


計測した不在タイムは最短4分30秒から20分以上とかなり大きくばらけたが、給餌器のアニス入り砂糖液で蜜胃を満杯にしたミツバチが飛び去る方向は一定で、南南西の方向、渓谷を超えて対岸の傾斜地に広がる針葉樹と広葉樹の混合林方向だった。

今回は自然巣位置の深追いはしないで、持参した弁当を食べながら、マークしたミツバチが、給餌ポイントと自然巣の間を何度も往復する不在タイムの計測をのんびりゆっくりと楽しんだ。

演習に参加した中高校生たちが、春の陽光を浴びながらミツバチ追いに熱中している姿を見ていると、ビーライニングが新しいアウトドアライフとして日本でも受け入れられそうな予感を感じた一日だった。

2017/04/13

春のビーらイニング


秋のセンダングサ”に匹敵するようなビーライニング(=ビーハンティング)の花畑を探してここ数週間八ヶ岳南麓をずいぶんと歩き回ったが思った以上に苦戦した。

最終的には”菜の花畑”というありふれた結論に落ち着いたが、その菜の花の群落も八ヶ岳南麓の河川敷には意外と少ない。利根川、荒川、多摩川など、関東南部の大河川の下流域では河畔を埋め尽くすように咲いているカラシナやアブラナだが、釜無川や須玉川の八ヶ岳南麓流域ではほとんど見かけない。以前、ハルザキヤマガラシが梓川上流の上高地付近まで繁殖していたのを見かけた記憶があるので八ヶ岳南麓の気温が低すぎるせいということではないだろう。

一方、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、蕗の花などを訪れているミツバチも見かけるがほんのチラホラ程度で数は多くない。ダンコウバイ、桃、桜、. . . など、菜の花と競合する木々の花が一斉に咲き出す春の季節のビーらイニングでは、秋に比べて一層難しさが増しそうな気がする。そういえば、シーリー先生がビーらイニングに関する著作やYouTubeでのプレゼンテーションで示している写真もその多くが秋の光景のようだ。

2017/04/11

春の雪


目を覚ますと一面の雪景色。ほぼ一日中雪は降り続いた。数日前に満開になったダンコウバイの花だけでなく、. . .

スイセンの花も . . .

昨日冬囲いを解いたばかりのミツバチ巣箱も . . .

フクロウも皆雪の中。



 . . . こんなに遅い雪は珍しい。


2017/04/08

電柱が消えたら景色がいいで大賞


八ヶ岳南麓の玄関口、中央道長坂インター交差点の光景。「電線とノボリ旗が無ければ、甲斐駒だけでなくカリヨンももっと映えるだろうに」といつも嘆息してしまう。

旧聞になるが無電柱化民間プロジェクト実行委員会が実施したフォトコンテスト ”電柱が消えたら景色がいいで大賞”で最優秀賞を受賞したのが右写真。撮影場所は静岡県御殿場市らしいが、この最優秀賞作品と比較しても上写真の甲斐駒の景観は決して遜色のないほど”電線病”に侵されていることは一目瞭然だ。

無電柱化では日本は世界の後進国らしい。ロンドンやパリの無電柱化率は100%、アジアの隣国でも、香港100%、台北95%、シンガポール93%、ソウルが46%、北京の34%に比べ、東京23区が7%、京都市は2%と圧倒的に低い。(国土交通省資料)

小池都知事はずっと以前からの無電柱推進派で「無電柱化革命」という共著者でもある。昨年12月の施政方針演説で、東京都の無電柱化に力を注ぐと宣言したが、その余波ができるだけ早く山梨まで届くことに期待したい。

(無電柱化民間プロジェクト実行委員会のポスターから)

2017/04/03

ミツバチの春


八ヶ岳南麓のミツバチにもやっと春が来た。数日前から、道端のホトケノザやオオイヌノフグリ、畑の隅に生えている菜の花畑でミツバチの姿をチラホラと見かけるようになった。いまのところセイヨウミツバチだけでまだニホンミツバチの姿は見かけていない。

アブラナ

ホトケノザ

オオイヌノフグリ

2017/03/20

小武川のダンコウバイ


春を探してドライブした小武川渓谷。花崗岩をくぐり抜けて湧き出た小武川の清流沿いにはすでにダンコウバイ(檀香梅)が満開だった。

ダンコウバイの木がへばりつくように生えている急峻な崖。これもフォッサマグナ、糸魚川ー静岡構造線の影響でできた地形なのだろうか?


2017/03/17

ミツバチの翅音


野川河畔に咲くカラシナやアブラナの花にミツバチの翅音が。東京にはやっとミツバチの春の到来。

2017/03/12

蜜源花を探して


シーリー博士の著書「野生ミツバチとの遊び方」には、”ハチ狩りは流蜜の始まりと終わりの間だけうまくいく。すなわち蜜は手に入るが、特別に多くない時である。” . . . と記されている。

昨年秋の体験では、八ヶ岳南麓で”流蜜の終わり”にミツバチが集まる主要蜜源・花粉源花の一つはコセンダングサであることを知った。では、この春ビーライニングが楽しめる ”流蜜の始まりの花”はなんだろうと、ここ数日野山を歩き回っているがまだ適当な花が見つかっていない。

この時期、標高500m前後の新府城近くまで下ると畑全体がホトケノザの花で覆われた風景(上写真)に出くわすが、残念ながらホトケノザはいま一つミツバチが好む花ではないようだ。「蜂からみた花の世界」(海游社刊、佐々木正巳著)でも”訪花する昆虫類は少なく、ミツバチもほとんど行っていない”と[Incidentary]に分類されている。

”春のビーライニング花”に出会うまでにはもうしばらく”地取り捜査”が必要そうだ。

山菜の季節

標高600m前後の地に野萱草(ノカンゾウ)の新芽が顔を出してきた。酢味噌和えで食べると美味しい。
蕗の薹とともに八ヶ岳南麓に春の到来を告げる野の恵み。

2017/02/21

Sudi Bismaさんの新しいココ椰子蜂洞

バリ島ウブドに住むSudi Bismaさん、私に譲ってくれた後、新しいココ椰子蜂洞をまた手に入れたようだ。彼のブログを見ると、レストランの店先の軒先に新しい巣箱が吊るされている。今度の蜂洞は雨や直射日光を遮るための屋根付きへと進化している。
(上写真はSudi Bismaさんのブログから拝借したもの)

2017/02/06

多摩丘陵の里山


日本随一の住宅開発の波に襲われた多摩丘陵だが、地域の篤農家や市町村の保全事業、あるいはボランティア有志の活動で昔ながらの里山が今でも結構残されている。

今日散策した奈良ばい谷戸万松寺谷戸もそんな地区の一つ。梅はもう満開で畦道には青草が生え始め、春の到来は八ヶ岳南麓より2〜3ヶ月も早そうだ。

2017/02/05

多摩丘陵の蜜蜂巣箱

多摩丘陵を歩くとミツバチ巣箱が意外と多く目に入る。半日ほどの散策で5〜6箇所の巣箱に出会うのもそう珍しいことではない。巣箱密度は八ヶ岳南麓より高いかもしれない。

日当たりの良い畑の隅に置かれた巣箱。すでに分蜂のリーハーサルと思えるほど多くのセイヨウミツバチが活発に舞っていた。鉄条網でしっかりと囲まれているのは熊対策ではなく人間対策とお見受けした。
雑木林の林縁で朽ち果てていた巣箱。周りにスズメバチトラップが吊るされ、2段積み巣箱の中には巣枠が残されているところを見ると、待ち箱としてではなくここで飼育していたのだろう。なぜ捨て置かれることになってしまったのか、その理由が気にかかる。
谷戸の奥まった畑地の日当たりの良いコーナー、一見して待ち箱好ポイントと思われる場所に置かれていた。木製の巣箱置き台に、里山の景観に配慮した設置者の思いが伺われる。

墓地への登り道で見かけた待ち箱。峠の切り通しを吹き抜ける風がちょっと気になるが、墓所とミツバチの相性はどこでも良いようだ。

全てLA式巣箱に統一された9台の巣箱。遠くから双眼鏡でのぞいた限りでは、出入りしている蜂はセイヨウミツバチのようだった。”趣味の養蜂家”ではなさそう。

今は2群しか見当たらないが、巣箱を設置するブロックの数、養蜂用具をしまっておく物置小屋の大きさなどから通常はもっと多くの群を飼育していることが伺われる。ダンボールでの防寒巻きも手際が良い。こちらもセミプロ養蜂家と拝察した。

2017/02/04

多摩丘陵の野鳥

多摩丘陵平山城祉付近の里山を散策していて出会った野鳥たち。思いのほか種類に富んでいた。

モズとともに冬の里山の常連客ジョウビタキ(♀)。オスは良く見かけるがメスの姿を見るのは稀。(or 出会っても気がつかない?)

ルリビタキ(♀)。オスほど瑠璃色一色ではないが、尾羽のワンポイント瑠璃色がかえってよく目立つ。

鵺(ヌエ)で知られるトラツグミ。チラチラとこちらの様子を伺いながらいつまでも逃げようとしない。怪鳥、地獄鳥などとオドロオドロシイ名前で呼ばれるわりには人懐っこい。
竹藪道から突然現れた人間にビックリして枝の上に飛びあがったコジュケイ(♂)。6〜7羽が連れだって畑地で餌を啄ばんでいた。

侵略的外来種ワースト100選にも選ばれているガビチョウ。自分の意思で日本の山野に棲みつくことになったわけでもないのに、よそ者としていつも白い目で見られる。
そして雑木林の上空にはノスリの姿。

2017/02/01

清里湖のオシドリ


清里ライン(国道141号線)を走っていて木枝の隙間からチラッと見えた清里湖、氷解した水面に水鳥らしい影。もしや!と湖岸に下りてみると期待に違わずオシドリが170〜200m離れた対岸の湖壁に群れていた。大雑把なカウントでも250羽をくだらない数のオシドリの大群だった。

これまでも晩秋にドングリを食べに来るオシドリはよく見かけたが冬の結氷した清里湖にこれだけの数のオシドリが集まっているのは初めて見た。
すでにペアを組んだらしい番(ツガイ)の姿も多い。
鴛鴦之契(えんおうのちぎり)で有名だったが、実は毎年パートナーを替え、抱卵も育雛もメスだけに任せてオスは一切協力しないという生態が知れ渡ってしまったせいか、最近の結婚式では「オシドリ夫婦のように . . .」と言う祝辞はめっきり聞かれなくなった。

2017/01/28

タラノキとハリギリ


冬芽が楽しい季節。タラノキ(左)とハリギリ(右)の頂芽がこんなに違うとはこれまで知らなかった。どちらも若葉は春の山菜として有名。

スズメの群れ

最近は数が減ったと言われるスズメ。今日歩いた多摩の里山には、遠くからは枯葉かと見間違えたほど多くのスズメがく群れていた。

2017/01/15

氷の世界


昨夜の最低気温はマイナス7.9度。朝起きると窓ガラスにはびっしりと結晶が張っていた。お陰で昨晩寝る前に仕掛けておいたアイスリースは上出来。