2016/04/30

ウワミズザクラ(上溝桜)


甘い芳香と豊かな流蜜でミツバチが大好物のウワミズザクラの花。須玉川の津金大橋付近(標高760m)ではすでに満開だが、直線距離で3キロほど離れた中ツ沢の念場大橋(標高1200m)まで来ると蕾はまだ固い。

なだらかで長い裾野を持つ八ヶ岳南麓では、春は坂道を、あるいは渓谷をユックリと登りながら進む。

2016/04/29

キビタキ


数日前から庭でキビタキの番(つがい)を頻繁に見かける。地味なメスに比べ、オスは腹部や腰の黄色、喉の橙黄色が鮮やかで美しい。やや泥縄的とは知りながら早速キビタキ用の巣箱を架けることにした。

図鑑やネットで調べると、シジュウカラやフクロウなどとは違ってキビタキの巣箱はずいぶん開放的な形をしている。メジロやツバメの自然巣も巣自体は開放的だが、ツバメは人の出入の激しい建物内に営巣して外敵が近づきにくくし、メジロは枝葉が込み入った場所を選んで巣が見つからないようにする。であれば、キビタキの巣箱も架ける場所を選ばないと、カラスなどにいたずらをされるのではと心配になるが、ネットで見る限り設置場所にそのような配慮がされているようにも見えない。

孟宗竹で作られた巣箱に興味があるが生憎手元に適当な孟宗竹がない。というわけで以前軽井沢のTN氏が「シジュウカラの巣箱にどう?」と持ってきてくれた六角錐体の木箱を利用してそれらしいものを作った。
設置時期がやや遅きに失した感もあるが、八ヶ岳高原では7月に入ってから巣箱に営巣したとのネット記事もある。今シーズンの営巣の可能性も無きにしも非ずだろう。

2016/04/27

イチリンソウ(一輪草)


標高800〜900m付近の林床でいまイチリンソウ(一輪草)が満開。ニリンソウに比べ花が大きいのでずいぶん華やかなお花畑になる。

2016/04/26

ワダソウ(和田草)


標高900m付近の渓流の畔りに生えるワダソウ。見に行くのが数日遅かったようで赤い葯は既に茶色に変わっていた。

フデリンドウ(筆竜胆)


今年の春はどこの雑木林を歩いてもフデリンドウ(筆竜胆)がよく目につく。豊作年なのか?あるいは、これまであまりこの時期に雑木林を歩くことがなかったのか?

2016/04/25

エンレイソウ(延齢草)


エンレイ草が満開。近場にこんな群落があるとは知らなかった。

2016/04/24

巣箱の煮沸消毒

分蜂群の捕獲に備えて、昨シーズン使った巣箱の消毒をした。つい最近手に入れた大羽釜の初めての出番。

「煮沸消毒」は . . .
  • 100度で10~15分以上加熱すればほとんどの病原微生物を殺菌できる。
  • カビの菌体は死ぬが胞子が生き残ってまたカビが再発生することがある。
 . . . だそうだ。

殺菌効果をより高めるために水酸化ナトリウム(=苛性ソーダ)溶液での煮沸を推奨している海外文献もあるが、扱いようによっては劇物にもなる化学品を使用することには強い抵抗感がある。

煮沸消毒の目的は、巣箱を介して伝染する病原菌やウィルス、あるいはスムシの卵などを死滅させることだが、巣箱感染の多くは、巣箱に付着した蜜蝋やハチミツが媒体になるらしい。煮沸後は、スクレイパーや金属ブラシで落としきれなかった蜜蝋やスムシの巣クズが湯面に浮かび上がって来ることをみても、普通の真水煮沸消毒でもそれなりの効果があるだろう。

軽井沢TN式巣箱
本来待ち箱として開発されたものなので全体がコンパクト。高さ33cmの本体(=蜂部屋)も肩までドップリと浸かる。八角形の隅々に付着した蜜蝋もきれいに取り除かれる。


日本蜜蜂用縦型巣箱(熊谷養蜂製)
外寸は42(D) x 33(W) x 28(H)と日本ミツバチ用巣箱としては標準的な大きさ。
巣枠やトップバーを装着したままでも煮沸できるので作業はおおいにはかどる。

伝統的縦型巣箱:
古くから日本ミツバチに使われてきたシンプルな箱型巣箱。さすがに60cmの高さは一回では納まりきれず上下を入れ替えて2回の煮沸作業となった。
この”上下反転”法ならLA巣箱にも対応できそうだ。

2016/04/23

分蜂捕獲第一号

今日の巡回観察で見つかった今シーズン第一号の捕獲群。例年はゴールデンウィークが明けてからなので、今年の捕獲は約2週間早い。

2016/04/22

ヤマエンゴサク(山延胡索)


府中野鳥クラブの皆さんの八ヶ岳探鳥会の下見に出かけた吐竜の滝遊歩道でヤマエンゴサクが満開だった。「風のガーデン」を見て以来なんとなく気にかかる野草。

2016/04/21

新緑


新緑の山肌。ひとくちに緑色と言ってもこんなに異なった色がある。多様な植生を感じさせる里山の春。

2016/04/18

野川の菜の花


野川に咲く菜の花が今年は河川敷の散歩道を埋め尽くすほどまでに増えた。

「菜の花」は、アブラナ(油菜)やカラシナ(芥子菜)だけでなく、小松菜、ブロッコリー、野沢菜、葉牡丹、 . . . 等々、春に黄色い花を咲かせる食用菜の総称で、 "ナノハナ" と呼ばれる一種類の草花があるわけではないことを最近知った。調べてみると野川河畔のナノハナはセイヨウアブラナとセイヨウカラシナの混成だった。

菜の花の中を歩くと、容易に無数のミツバチが見つかる。全てセイヨウミツバチのようで、かなり丹念に探してみたがニホンミツバチらしい姿は一匹も見つけることができなかった。随分以前に日比谷公園で見かけて以来ここしばらく東京でニホンミツバチの姿を見たことがない。


2016/04/16

羽釜の修復作業


ヤオフクで手に入れた羽釜、金タワシで赤錆を落とし、クレンザーで磨き込み、空焚きで適度に熱くしたところに食用油をタップリ染み込ませて油慣らしをした。

カマドには耐熱塗料をスプレーして錆の進行を押さえ、廃棄予定だった使い古しの煙突を取り付けた。

このサイズの羽釜は新品を買おうとすると30万円前後もするのでとても手が出せない。でも信州の農家の納屋で眠っていた味噌釜が、ちょっと手を加えただけで新品に負けないほどの立派な羽釜に蘇った。フライパンやダッチオーブンでもそうだが、鉄製品は使い込むほどに味が出てくるのがいい。

マメザクラ開花宣言 & 分蜂シーズン開幕


昨日の暖かい気温で膨らんだ庭のマメザクラ(フジザクラ)が今朝開花した。マメザクラの開花は八ヶ岳南麓に花蜜で溢れる”ミツバチの春”が到来したことの証。

マメザクラの開花はまた、八ヶ岳南麓の高地でもミツバチ分蜂劇の開幕が間近いことを知らせる予鈴でもある。

案にたがわず 、野山に配置した待ち箱のいくつかに、昨日頃から探索蜂らしいミツバチの姿を見かけるようになった。

2016/04/12

水汲み蜂


春の水汲み蜂の姿が目立つ季節になった。ミツバチは、春、夏、秋、冬、それぞれ異なる用途で水を必要とすることを知ってから、ミツバチ専用の水飲み場を設け、いつも新鮮な水を与えるよう心がけている。

今年は特別に配慮し、府中の骨董店で買い求めた年代物の石臼に、近くの小川から拾ってきた苔石を配した山水画風の水飲み場を巣箱のすぐ近くに新設した。

製作者的にはかなりの自信作なのだが、ミツバチ達は何が気に食わないのか、以前同様、水道蛇口の漏れでできた水溜りや、巣箱から遠くにある小鳥の水場まで出向いて、石臼水場には見向きもしない。

孕鹿(はらみじか)


山荘近くのカラマツ林の林内にたむろしていた牝鹿の一群、大きいお腹の孕鹿の姿が目立つ。秋に交尾した鹿は約7ヶ月間お腹に子供を宿し5〜6月に出産する。

2016/04/11

桜前線


桜前線はインター大通りの坂道をグイグイと駆け上り、昨日は標高1000mの等高線にほぼ沿って走るレインボーラインを横切った。標高800〜900m帯にある谷戸城跡の桜はこの週末が最後の見頃になりそうだ。

2016/04/07

待ち箱の設置


早朝から降り始めた雨が終日続いた。風も結構強い。そんな悪天候の中を走り回って待ち箱を設置した。例年ならゴールデンウィーク直前に行う作業だが、今年の分蜂はいつもより早そうだとの情報を得て急遽今日実行することにした。

春とはいえ、雨中での外仕事はまだ肌寒く、渓谷の濡れた岩場での作業には神経も使う。それでも悪天候下での待ち箱設置にはそれなりのメリットがある。

晴天・無風の好天気ではどんな場所も待ち箱設置の好ポイントに見えてしまう。しかし荒天の日に同じ場所を訪れると、橋脚から流れ落ちる泥水を被る場所だったり、大木の幹や大岩の割れ目を伝った雨水の溜まり場だったりする。あるいは絶え間なく風が吹き抜けるミツバチが一番嫌がる場所だということを知らされることもある。

分蜂群の捕獲は、ホビー養蜂家にとって最もスリリングでエキサイティングな時間だ。とりわけ、苦心して設置した待ち箱を探索蜂が訪れ始めた姿を認めた時の感動は、ホビー養蜂の醍醐味と言っても過言ではない。

分蜂群捕獲のKSFは、丸太巣箱でもキンリョウヘンでもなく、"待ち箱を設置する場所の選択" と信じている自分にとっては、好ポイントを見つけるためなら雨・風・雷などに怯んでいるわけにはいかないのだ。

2016/04/06

ヒトリシズカ(一人静)

八ヶ岳南麓標高800m付近の渓谷でヒトリシズカが咲き始めた。

2016/04/01

念願の大羽釜


ついに念願の大羽釜を手に入れた。購入を思い立ってから足かけ7年、随分と時間がかかってしまった。

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蜜蜂巣箱の消毒は、以前は二硫化炭素などでの「薬剤消毒」が主流だったらしい。でも、その有毒性が嫌われ、今ではトーチバーナーで巣板表面を焼く「炙り消毒」が一般的だ。ただ炎を当て過ぎると必要以上に巣板を焦がして巣箱の老朽化を早める。反対に焼きが足りないと板の継ぎ目の奥深くに産みつけられたスムシの卵が生きのびてしまう。そこで熱湯による「煮沸(あるいはスチーム)消毒」が評価されるようになった。ただ、実行するためにはかなり大きな鍋が必要になる。

芋煮会の平鍋、味噌作りで大豆を煮る大釜、餅つき大会でもち米を蒸す羽釜などが使えそうだが、新品を購入しようとするとかなり高価でホビー養蜂家向きの道具とは思えない。そこで、安価な古道具を探すことにした。

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アンコールワットの旅で出会った大鍋、庭で砂糖椰子の樹液を煮詰めていた。”これだ!”と閃めくものがあったが、仮に品物を調達できてもカンボジアから日本まで持ち帰るにはかなり難儀をしそうなので購入は諦めた。
せたがやボロ市でカンボジア型に近いものを見つけた。コンディションも上々だったが結局は購入しなかった。理由は、”大釜が手に入ったらターシャおばあさんのようにキャンドル作りにも使いたい”と思い始めていたから。



ターシャ・チューダの世界を見るとかなり深い鍋を使っている。長いキャンドルを作る時にはこの深さが必要のようだ。で、ターゲットを”平鍋型”から”深釜型”にシフトした。

グル見学の折、豚汁を食べようと立ち寄った諏訪湖湖畔のタケヤ味噌工場。玄関前に大きな地釜が展示されていた。バランスが取れた美しいフォルムが魅力的な超大釜。もちろんこれは”タスキに長し”でハナから検討対象にはなりえない。

. . . そして今年の正月、坂浜のドント焼きの餅つき大会会場で、大きさ、形状ともにドンピシャと思われる鍋に遭遇した。そのレトロな雰囲気もおおいに気に入った。
以来、骨董市やネットショップで”坂浜ドント焼き釜”型に的を絞って探し、Yahoo!オークションで29,800円で競り落としたのが最上段写真の大羽釜。かまど付きというのも好都合だ。

信州松本平の農家の納屋に眠っていた物らしい。W65 x D55cmという釜のサイズは、重箱式巣箱や待ち箱なら十分に肩まで浸けることができる。木蓋は付いていないがこれは手元にあるサワラ板で自作できるだろう。この春の採蜜後の蜜ろう作りや、冬入り前の巣箱清掃作業で活躍してくれそうだ。

片倉城跡公園のカタクリ(片栗)


片倉城跡公園のカタクリが見頃。曇り空だったので花がしぼんでいるのではと心配しながら出かけたがどの株も精一杯花を開いていた。ビッシリと一面を埋め尽くして咲く圧巻さはないが、雑木林の急斜面のそこここに散らばって咲く片倉城跡公園のカタクリには山野草らしい風情を一層感じる。

雄しべが開く直前の花(左)、今まさにタップリと花粉を出して虫にアピールしている花(右)が入り混じっての開花だが、今日はミツバチの姿は見かけなかった。


片倉城跡公園は、クサボケやタチツボスミレ、そして本丸広場の桜も満開で春爛漫。