2015/10/17

クロスズメバチ

高島屋二子玉川店の屋上に置かれていたエリカの寄植えに二匹のクロスズメバチが訪花していた。クロスズメバチといえばスガレ追いが盛んな長野や山梨などの自然豊かな田舎のものと思っていたので奇異に感じた。

調べてみるクロスズメバチはそう多くはないが都市部でも生息しているそうだ。都会のクロスズメバチは、人家の壁間や天井裏などに営巣するらしいが、ここ二子玉川にはすぐ近くに多摩川や等々力渓谷がある。田舎のクロスズメバチ同様、土中で営巣できる環境もありそうなので、高島屋の屋上で数匹のクロスズメバチを見たからと言ってそう驚くことではないようだ。

毎年山荘の庭に巣を作るクロスズメバチはおとなしいが、今日のクロスズメバチは違っていた。カメラのレンズを近づけると威嚇するかのように顔に向かって飛んでくる。限られた蜜源を独占するため、都会のクロスズメバチが身につけた生活の知恵?それとも、ミツバチがそうであるように、寒くなってくると気性が激しく攻撃的になってくるのだろう。