2015/02/07

多摩川のミミズク

”淀川にコミミズクが来ているそうだよ” . . . フクロウ仲間のIG氏から届いたメール。大阪の淀川にいるなら東京の多摩川でも可能性があるはずと、午後の半日はコミミズを求めて多摩川河川敷を歩いてみた。


週末とあって河畔はかなりの人出。これではコミミズクも姿を見せにくいだろう。半ば諦めながらも葦原の茂みに分け入っていくと、草叢に生えている一本の木にフクロウスタイルで止まっている鳥影が!

カメラでズームアップしてみると、居眠りをしているのか一向に眼を開かない。というわけで鮮やかなオレンジの目は確認できなかったが、兎の耳のように長い羽角から、英語名でLong-eared owlと呼ばれるトラフズクに間違いなさそうだ。(写真上)

ネット情報によると淀川のコミミズクには連日300人近いカメラマンが押し寄せているらしい(右写真)。幸い多摩川のトラフズクはまだ世間に知れ渡っていないようで、週末にもかかわらず周りには人っ子一人見当たらない。おかげで藪内正幸氏のフクロウ・マグボトルの熱いお茶を飲みながら、「一羽対一人」の静かな対面を思う存分に楽しむことができた。