2013/06/04

大学は美味しい!!


東京滞在中の定番行動、新宿サザンテラス周辺の東急ハンズ〜紀伊国屋書店〜L-Breathを歩き回っていて目に入った「大学は美味しい!!」フェアのポスター。早速会場の高島屋11階の催場に立寄ってみた。

社食に続く「学食ブーム」に関係した催物かと思っていたが、予想は外れ産学連携から生まれた新しい「食」商品の展示即売会だった。

全国から34校の大学が参加し、かなりの盛況だが、慶応大学の赤城和牛ステーキ、早稲田大学の玄米ご飯、日本大学国際関係学部のシフォンケーキなど、大学と製品の繋がりが販売員に質問して初めて分かる(中には聞いてもよく分からない)製品も少なくない。

ハチミツ製品を展示していたのは、玉川大学と信州大学の2校。
ミツバチ科学研究センターを擁し、日本のミツバチ研究のメッカである玉川大学の購買部が、大学ブランドのハチミツを販売していることは以前から知っていた。でも信州大学のハチミツは初耳だ。

信大の展示商品は、上伊那に本社を置くタカノ株式会社が健康食品としてネットでも販売している「高嶺ルビーハチミツ」だった。

高嶺ルビーハチミツと信州大学とのつながりはその蜜源。氏原暉男氏(信州大学名誉教授)がネパールから持ち帰った赤花ソバの種をタカノ(株)との共同開発で日本でも栽培できるように改良した品種が高嶺ルビー。そのソバの花を主な蜜源としてできたのが高嶺ルビーハチミツというわけだ。

ということで、玉川大学とは違って信大ブランドの商品というわけではない。そのせいもあってか、店頭に立つ学生さん達の宣伝が、つい「信大きのこカレー」や「信大きのこハヤシ」などに向かい勝ちなのは無理からぬことだろう。