2012/02/29

諏訪湖のオオワシ "グル" を訪ねて(1日目)


越冬中のオオワシ(愛称グル)を見ようと諏訪湖への一泊二日の旅。

諏訪は山荘から一時間足らずで行ける日帰り旅行の距離だが、せっかくなら“カリンのその後の様子”を見たり、北澤美術館の見学もと一泊することにした。

湖畔で双眼鏡をのぞいていると、地元のベテラン観察家が「もっと良い場所があるから」と、諏訪湖が一望できる立石公園に案内してくれた。グルを下方間近に捉えて写真撮影ができる好ポイントなのだそうだ。既にグル追っかけ隊のカメラマンが数人待機していた。

公園から西の方角に見える送電線の鉄塔が、グルが山上から諏訪湖へ採餌で往復する通過点とのこと。しばしばこの鉄塔で羽を休めるらしい。

昨日などは、グルは諏訪湖へは舞い降りず、朝7時半から夕方の四時過ぎまで、終日この鉄塔に止まっていたそうだ。

昨夜降った雪が積もる公園で昼食も採らずに待ちつづけた数時間。グルは一度も姿を見せないまま、非情にも夕日は中央アルプスの背後に沈んでいった。

予約していたホテル紅やにチェックインし、冷えきった身体を温泉で温め、なでしこジャパンの試合をTV観戦し、明日への期待を抱いて早めの就寝。

. . . . . (諏訪湖のオオワシ "グル" を訪ねて - 2日目)

備考:
諏訪湖のオオワシ“グル”の由来に関しては、一昨年の記事だが赤旗新聞に簡潔にまとめられている。

2012/02/28

髪が伸びる人形

八ヶ岳自然クラブの「須玉 - 自然と歴史を楽しむ陽だまり散歩」。

車ではすぐ近くを頻繁に通過するが、須玉の街を歩くのは今回が初めて。

佐久と甲州を結ぶ街道沿いの要所ということもあり、ずいぶん古くから栄えた町で、甲斐源氏や武田信玄ゆかりの古い寺社や旧跡も多い。
その上、「髪がのびる人形」や「味噌なめ地蔵」など、思いもしなかった見どころまであり、今日は須玉のイメージを改めさせられた。


ヤマセミが須玉の「町の鳥」であることも初めて知った。残念ながら今日は本物のヤマセミには会えなかったが、マンホールの蓋や商店街にはヤマセミの姿が溢れていた。

(中央のヤマセミ写真はウィキペディアから。)

 注記:
上写真は「まちミューフットパス・ガイドブック」(北杜市須玉編)からの転写。山梨県の身近な散歩コースを紹介した同書シリーズは散策好きにはお薦め。(一冊200円。)

寒いほどお得フェアー

今朝7時の山荘の外気温はマイナス8.1度。2重窓の外側ガラスにきれいな窓霜(まどしも)が付いていた。

昼食に立ち寄ったファミリーチャイナ清里の担々麺が3割引き。今朝10時の清里駅前の温度がマイナス4度を記録したお陰だ。「寒いほどお得フェアー」も明日が最終日になる。

2012/02/27

紅芯大根の甘酢漬け

先日行った伊那グリーンファームで、以前から興味のあった紅芯(こうしん)大根を売っていたので購入。(4本入り袋、120円)

以下のレシピで甘酢漬けを作ってみた。(中写真:2/11仕込み時)
  -  大根  1kg
  -  砂糖  50g
  -  塩     30g
  -  酢     80cc *(注)

(注記)
普通の大根では、酢の量はこの場合には60ccを標準としているが、紅芯大根は果肉が固く含水量が少なそうなので80ccに増量した。

仕込んでから今日で16日目。食べごろになるまで、普通の大根に比べ倍くらい長くかかるようだ。食感はやや固め。鮮やかな色彩が食卓を華やかにする。

2012/02/22

この冬一番の寒波が通り過ぎ、ここ2〜3日はすっかり春の空気。

待っていたかのように、庭の隅にフキノトウが次々と顔を出してきた。


深大寺ソバでの昼食がてら歩いた神代植物公園では福寿草やセツブンソウが満開。


着々と整備が進む神代植物公園内の遊歩道。高齢化社会への備え。

2012/02/21

かっぱ橋道具街

ダッチオーブン周りの小物器具を買いに合羽橋へ。

“オモチャ箱をひっくり返したように楽しい”と言われるかっぱ橋道具街。雑然とした店構えの多い中で、華やかさで目を引くのが食品サンプルの店だ。

「値段は実物料理の10倍が相場」らしいが、握り寿司に限ってはどれでも一貫2000円前後。だから、サーモンよりオオトロの握りが断然お買い得になる。

道具街通りと交差する路地の遠方に姿を見せる東京スカイツリー。道具街の雰囲気とはやや異質に感じるが、間もなく馴染んでくるのだろう。


“かっぱ橋道具街”の「かっぱ」は、河童と合羽のどちらが正しい?

地図上の地名表記は常に「合羽」だがシンボルは「河童」だ。
東京合羽橋商店街振興組合のホームページを読むと、“わしらにもよう分からん。どっちでもお客さんの好きでいいよ”と言っているようだ。

2012/02/20

カリンとマルメロ

昨夏のスイス旅行の折、トレッキングへ出かける前に、ホテルの朝食テーブルからジャムとロールパンを頂戴するのを常としていた。

それらのうち、食べないままバッグの底に残って日本に持ち帰ったジャムの賞味期限が迫ってきたので今朝の朝食で封を切った。

Heroの4種類のジャム。うち3種類は、ラズベリー、ブラックチェリー、イチゴのジャムであることは容器の写真から容易に判別できた。でも黄色い果実がマルメロであることが分かるまでには、仏語辞典、独語辞典、ネット検索とかなりの時間を費やした。

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マルメロジャムを食べるのは初めてと思っていたが、諏訪名物のカリンジャムと同じものということも判明した。ボケ属のカリンと、マルメロ属のマルメロは別属別種の木。諏訪のカリンジャムは、実はマルメロジャムなのだそうだ。

「カリン vs マルメロ」論争があったことも初めて知った。以下が諏訪市の公式ホームページから読み取れるその“イザコザ”の歴史。
江戸時代に栽培が始まったマルメロは、導入されたときから諏訪地方では「カリン」と呼ばれた。

明治41年、栽培農家の間に「カリンかマルメロか?」の論争が起き、専門家に鑑定を依頼したところ「カリンに非ず、マルメロなり」の判定が下された。

しかし、カリン派はこれまでの名称を捨てがたく(あるいは、自分たちの誤りを認めがたく?)、その後も「カリン」の名称でマルメロ加工食品の宣伝・販売を続けた。

平成18年、「マルメロ加工品をカリンと呼ぶのはJAS法上まずい」との農林省の指摘も無視し、いまだに「かりん」の名称を変えようとはしない。

諏訪湖畔に造られた“かりん並木”も実はマルメロの木。でもその200有数本のマルメロ並木に、“正真正銘のかりんの木”を20〜30本ほど植え足して「これはかりん並木だ!」と胸を張る諏訪人。

さらには、“マルメロのカリン”は今では「市の木」に指定され、マスコットキャラクターや路線バスの名前に使われるまでに出世した。
頑固な信州人気質が伺えて面白い。そして、諏訪市役所のホームページの「かりん(マルメロ)」とカッコ付きのマルメロ表記や、農林省の指摘を伝える長野県果樹試験場の曖昧模糊とした通知文に、諏訪人の複雑な心中が見え隠れしていて一層楽しめる。

2012/02/19

ござれ市

高幡不動尊のござれ市へ。

五重塔や社殿の景観とも相まって雰囲気のある骨董市。

興味の対象は、ガラス製品→大工道具→天秤はかり→古木家具 . . . と変遷し、最近はもっぱら鉄製器具を扱う店の前で費やす時間が長い。

2012/02/14

大来佐武郎氏とフグの会

2月恒例の「河豚の会」。場所は乃木坂近くの某所。参加者11名。

時節柄話題の中心は原発問題。であれば、質問の矛先が参加メンバーの一人、東電OBのUD氏に集中するのは致し方ないことだった。

立場上語りにくいテーマにもかかわらず、そこは仲間うちで一番 “純真無垢な性格”のUD氏、終止真摯に応答し、フグ酒で多少ボルテージの上がった2時間の論議は、真剣で有意義なものだった。

そもそもこの会は「フォーラム '80」で知己を得た仲間の集まり。
最近では、若鮎の会、松茸の会、河豚の会、芸者遊びを学ぶ会(これは構想段階でまだ実現していないが) . . . と、「フォーラム '80」の設立者、大来佐武郎氏の意からドンドン離れていく傾向にあったが、今夜の会合は少しばかり本来の趣旨への“先祖返り”。大来佐武郎氏も草葉の陰で安堵されたはずだ。

2012/02/13

雅子さまのハチミツ

今週の週刊文春のグラビア記事:
2月5日、皇太子ご一家は松屋銀座にご来店。
雅子さまはデパ地下のラベイユで . . .
「銀座のはちみつ」(36g 1470円)と、
「みつばち花粉」(スペイン産 60g 1050円)
. . . を迷うことなく購入された 。

雅子さまが買われたハチミツの単価は100g換算で約4,000円。この価格レベルから推測すると、西洋蜜蜂ではなく日本蜜蜂のハチミツだろう。ラベイユのオンラインショップで、西洋・日本蜜蜂のハチミツ単価の比較からもそのことが伺える。(でないとすれば、いくら銀座ブランドとはいえ、あまりのボッタクリになってしまう。)

“迷うことなく購入”されたところをみると、雅子さまは日本蜜蜂と西洋蜜蜂のハチミツの違いを十分にご存知に違いない。長い外国生活で、西洋蜜蜂の味に親しんできたはずの雅子さまが、西洋蜜蜂ではなく日本蜜蜂のハチミツを選ばれたことは実に喜ばしいことだ。
(花粉がスペイン産”だったのは、日本ミツバチの花粉が商品化されていないので致し方ないところだろう。)

もしこの「銀座のはちみつ」が、銀座ミツバチプロジェクトの生産品だとすれば、原材料の多くは皇居や東宮御所の木々や草花から集められた花蜜である可能性が高い。であれば、原材料の無償提供者として、雅子さまは、相当の値引きを求めて当然のはずなのだが週刊誌にはそのあたりの記述はない。

(写真はラベイユ銀座店。ホームページから拝借したもの)
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追記(2/15):
雅子さまの買われたハチミツは、やはり銀座ミツバチプロジェクトの生産品だったようだ。

2012/02/11

御神渡り


昨日の伊那グリーンファームへの帰路、岡谷インターで下りて諏訪湖の御神渡り(おみわたり)見物に。

Homtaすわ」のホームページには . . .
「御神渡り」は、諏訪大社上社の男神(建御名方命 たけみなかたのみこと)が、下社の女神(八坂刀売命 やさかとめのみこと)に会いに出かけた足跡。

御神渡りの出現を検分する「拝観神事」は、八劔神社の特殊神事とされ、同社の神渡帳には14世紀からほとんど欠けることなく記録されている。

地球温暖化の影響や諏訪湖の富栄養化による水温上昇で、最近では毎年出現することがなくなってしまった。
. . . とある。

“4年ぶりに御神渡り出現!” のTVニュースを聞いたのは一週間ほど前の2月4日のこと。その後、数日温かい日があったので半信半疑で湖畔に赴いたが、幸いタケミナカタノミコトの足跡は、かすかにその痕跡をまだ残していた。

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諏訪湖に立ち寄ったもう一つの理由は、ワシタカウォッチャーのベテラン IG氏から先月もらったメール。 “諏訪湖にいつものオオワシが来ているそうだよ” とあった。チャンスがあればと、大型双眼鏡やフィールドスコープを車に積んで行ったがこちらは不発。
もっとも、諏訪湖に着いた時にはもう夕方。グルはとっくに寝ぐらへ帰ってしまった後だったろう。

2012/02/10

冬のグリーンファーム


伊那の産直市場グリーンファームへ。

前回来たのは一昨年の春。その時、「農産物の少ない1月〜2月には、骨董品売場のスペースが増える」と聞いていた。

確かに、古物が並べられた売場面積は前回の時よりずいぶん広い。そこに、近在の農家の納屋からかき集めてきたらしい古道具が所狭しと並べられている。
脈絡のない雑多な品揃えには、街中で開かれる骨董市とはまた一味違った楽しさがある。

でも、いざ掘出し物を見つけようとするとこれがなかなか難しい。足踏み脱穀機、糸車、動きそうにもない発動機、. . . 。買って帰っても、どこでどう利用すればいいのか、一向にアイデアが浮かんで来ないのだ。

ともあれ、念願だった“冬場のグリーンファーム” は体験できた。ちょっと気になったのは、前回あれだけ売られていたミツバチの巣箱が一つも見当たらなかったこと。売り切れてしまったのか、それとも売れないので出品を取り止めることになったのか?

タンドリー風チキン


ダッチオーブンの使い初めとして作った “根菜の無水焼き” に続き、今夜はタンドリー風チキンに挑戦。

調理方法は、「「ダッチオーブン100レシピ」を参考にしながら、手元に無い食材や調味料は省いたり代用のものと入れ替えた。

初めてにしてはかなりの出来栄え、と自画自賛しながらバーボンウィスキーの水割りを片手に豊かな一人夕食会。外は気温マイナス4.8度。

    2012/02/06

    ヴィンテージ・ダッチオーブン

    鉄鍋を買おうと思い立ち . . . . .

    →  山荘で使うのだから、上品なル・クルーゼやストウブでなく素朴な鋳物製を。

    →  鋳物鍋なら、ストーブの上や庭でも使えるダッチオーブンがいい。

    →  ダッチオーブンなら、“大草原の小さな家”を思わせるヴィンテージもので。

    . . . . . と、購入方針はすぐに固まったが、国内の骨董市やネットショップにはそんな出物は全く見当たらない。

    やむを得ず、米国のオークションサイトeBayで、Wagner製ダッチオーブンを落札した。

    Wagner社は、1891年に誕生した米国の名門鋳物メーカー。同社の製品の中でも、特に1920-1940年代に製造されたダッチオーブンがコレクターズアイテムとして人気が高い。高品質の鋳鉄が使われ、古き良き時代のクラフトマンシップが生きているというのがその理由だ。
    • 肉厚の鉄板
    • 柔らかな曲線の素朴なフォルム
    • 鍋底の意匠
    • 蓋裏のベイスター(=煮汁落し)のパターン
    • 本体や蓋に刻印された文面
    . . . などから、落札した品は1925年前後に製造されたWagner Round Roaster #10に間違いなさそうだ。類似の出展品に比べ、最低入札価格がダントツに高いこともその傍証と考えた。


    修理の痕跡や鍋底面の歪みは無く、ひび、欠け、錆なども見当たらない。本体と蓋の密着性も良さそうだ。内径32cmx高さ13cmの容積だから、鶏一羽丸ごとのローストチキンもできる。

    早速、「大草原の『小さな家の料理の本』」と「ダッチオーブン100レシピ」を購入した。意気込みに反して、万一、調理器具としての役割が短命に終わっても、アンティーク装飾品としての利用価値は残るはずだ。

    備考:

    購入経費/
      落札価格                       17,098円 ($219.95)
      米国内送料                      1,550円 ($$19.95)
      米国消費税                             -
      手数料(セカイモン)          2,564円 ($32.99)
      国際配送料                      5,115円
      国内配達料                             -
      関税                                       -
      消費税                              1,000円

      ------------------------------------------------------
      総計                               27,327円

    かかった日数/
      落札(1/17) → 米国発送(2/1) → 成田到着・通関(2/7) → 商品配達(2/9)

    2012/02/03

    寒いほどお得フェアー

    2月1日から始まった清里名物の「寒いほどお得フェアー」。

    スタートしたしょっぱなから三日間連続の「マイナス5度以下=5割値引き」。

    オフシーズンの集客が目的とは言え、氷点下〜5度の3割引ならまだしも、こう5割引きの日が続いては、参加店舗も少々きついのではと余計な心配もしたくなる。

    (写真は2月2日の清里観光振興会の記録)