2012/12/15

雪原飛翔


氷点下6.1度。こんな寒気の中で突然のミツバチの乱舞。全員巣箱方向に頭を向けて飛んでいる様は、分蜂や逃去時に仲間の合流を誘う時の飛翔に似ている。(撮影:11:34)

そしておよそ30分後、雪上に散乱したミツバチの死骸。ざっと数えて100匹弱ある。(撮影:12:02)

春先に見かける“地を這う蜂”のような刎の奇形などは見られない。
脱糞のため外出したが、あまりの寒さで凍死してしまったのだろうか?

The ABC & XYZ of Bee Culture には . . . 
冬季の温かい日には、脱糞のためミツバチは一時的に巣箱の外へ飛び出す。そんな"冬の飛翔"の後には、多くの年老いたミツバチの死骸が雪の上に見られる。
. . . と記述されている。

同書にはさらに . . . 
でも、これはそんなに深刻な問題ではない。年老いた蜂は、コロニーの運営に
さほど貢献するわけではないのだから。
. . . と、少々我が胸を刺すような文章が続いている。(Forty First Edition、p834)

2012/12/13

アトリとウソ


ベランダのバードフィーダーにアトリとウソ。今年はいつになくアトリが多い。

庭でウソを見るのは久しぶり。以前は、マメザクラの蕾が膨らむ頃に決まって姿を見せていたが、寝室の窓の外に生えていたそのマメザクラが伐採されてからは、すっかり姿を見せなくなっていた。

2012/12/12

キジバトお断り

常連客のコガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、カワラヒワに加えて、ベランダのバードフィーダーにシメ、イカル、アトリ、ウソなどの野鳥が姿を見せるようになった。で、"キジバトお断り"ネットは取り払うことにした。

このネットは今年新たに導入したもの。キジバトがフィーダーを独占して他の小鳥を寄せつけない。その上、図体の大きなキジバトに好き放題に食べさせていたのではこちらの食費負担も馬鹿にならない。という訳で、キジバトとの何度かの攻防を経て今のネット形状とサイズに到達したものだ。


とは言え、昨年の冬はほとんど姿を見せなかったシメやイカルが帰ってきたとあれば、ネットを付けたままというわけにはいかない。ネットを外すと、早速シメが来るようになった。そしてその中の一羽が窓ガラスにぶつかり脳震盪を起こしてベランダの石畳に落下。どうしてか、これまでも窓激突事故を起こすのは圧倒的にシメが多い。

「猪突猛進」という表現が使えるかどうかは分からないが、シメの飛び方にはなにか無鉄砲さを感じる。絶対安静で寝かせておいたら、いつもどおり30分ほどで目を覚まし、照れくさそうな顔をしながら飛んで行った。

2012/12/08

すっかり雪景色

朝目を覚ますと外は雪景色。昨夜寝る時にはそんな気配はなかったので明け方に降ったのだろう。

一昨日、山荘について直ぐにスタッドレスタイヤに履き替えておいたのは正解だった。

2012/12/07

山葡萄ワイン造り⑥ 〜 エアーロック


今回の東京帰省で入手したデミジョン仕込中のヤマブドウ果汁を移し替えた。そしてトラップ(別名エアーロック、または醗酵栓)を装着した。

ノルマンディーのワイン師匠によると . . .
  • デミジョンと呼ばれる専用の瓶に移してゆっくり醗酵させます。底に沈殿した澱を残して移し替えを2回ほどすることで雑味がなくなります。
  • この時、外気の雑菌を遮断しながら、醗酵で生じる炭酸ガスを逃すことができるトラップが必要になります。
  • 今ではプラスチック製が一般的ですが、ガラス製のものが手に入ればそちらの方がいいでしょう。炭酸ガスがトラップを抜け出す時に、微かに「ポッ!」という音が聞こえますが、ガラス製のトラップの方がその音がきれいに響くからです。
 . . . とのこと。

ガラス製はまだ入手できていないので今日のとところはとりあえずアウベルクラフトで購入したプラスチック製トラップを取り付けた。

+ + + + +


S字管の中を気泡がゆっくり通過する姿を眺めているとなんとなく心が和む。確かに、この時「ポッ!」ときれいな音が響けば満足感は一層高まるに違いない。

海外のネットショップには、色々な形のガラス製トラップが販売されているようなので、来秋のワインシーズンまでにはなんとかガラス製を準備したい。

2012/12/06

迂回路で八ヶ岳へ

天井板崩落事故後初めて八ヶ岳へ。

通行止の大月〜勝沼間は、迂回路として甲州街道を利用したが、予想していたほどの渋滞ではなかった。(写真は甲州街道の三軒屋〜真木付近)

中央道がまだ開通していなかった頃は、早朝に東京を立ち、トコトコと甲州街道を走り、旧笹子トンネルを抜けた付近で持参した弁当で昼食をとり、八ヶ岳や蓼科に着くのは夕方近くになったことが懐かしく思い出された。

これまで数百回も通過していながら、トンネルの天井を意識したことは一度だになかったが、今日は小仏トンネルで始まり、次々と通過する短かいトンネルに入ろうとするたびに天井に目がいった。

2012/12/02

植物多様性センター

神代植物公園に併設されて今年の4月にオープンした植物多様性センターをのぞいてみた。

(1)絶滅危惧種の緊急避難的な保護・増殖活動
(2)植物についての理解を深めるための教育普及活動
(3)東京都の植物や保全活動に関する情報拠点

. . . などが主な設立の目的らしいが、現状は「器はできたが中味はこれから」の段階とお見受けした。

ミツバチコーナーを設けたのには好感が持てる。ただこちらも養蜂家が使用するセイヨウミツバチ用のラングストロース巣箱をポンと置いて、“ミツバチは野菜栽培に役立っています”というポスターが貼ってある程度。

できれば、セイヨウミツバチでなく、日本の自然界に自生するニホンミツバチを取り上げ、植物多様性の連鎖の中で、ニホンミツバチが果たしている役割を解説して欲しいと感じたがオープン直後だから止むを得ない。今後の内容充実に期待しよう。

2012/11/30

山葡萄ワイン造り⑤ 〜 (続)デミジョン

国内のショップでの入手は半ば諦めていたワイン醗酵用のデミジョン、意外や意外、自宅から散歩がてらに行ける近くのアンティークショップ KUMUTOで取扱っていることが分かった。

KUMUTOの本業はインテリアコーディネート。ホテルや店舗向けに、特に骨董品・古道具を用いた装飾を得意としているようだが、金・土の2日間だけアンティークショップも開いており、家具、ガラス製品、木製道具、鉄器具など、イギリスやフランスから輸入された質の高いビンテージものの生活道具が収集されている。

早速買い求めたのが写真のデミジョン。柔らかい曲線のフォルムと適度に濁りのある緑色ガラス。表面に多少の擦り傷はあるが、長年実用で使用されてきた硝子製品としてはほぼ完璧なコンディションと言っていいだろう。

店主は山梨県韮崎市出身の気持の良い若者。挽きたてのコーヒーをご馳走になりながら、八ヶ岳南麓の話題も織り交ぜながらの骨董談義ですっかり長居することになった。これからも時折チェックしておきたい骨董店だ。

2012/11/25

ウソ

近くの雑木林を散歩していて見かけたウソ。7〜8羽が群れて盛んにカナムグラ(と思われる?)の蔦に残った種子を啄んでいた。

ウソを見かけるのは例年桜の蕾が膨らむ春先から初夏にかけて。この時期に山荘付近ではめったに姿を見ることはない。冬を越すために暖地(or 低地)へ移動する途中なのだろうか?

2012/11/21

鹿とフクロウ

フクロウ巣箱の点検をしていると、そう遠くない場所から鉄砲の音が聞こえてきた。そういえば、さっきここに来る途中、道端に停まっていた軽トラの荷台には猟犬を運ぶための檻らしいものが取付けられていた。近くの林で地元の猟師さん達が鹿を追っているのだろう。


フクロウ観察では、人目や鳥目を避けてできるだけ地味な服装をする。そして、林の茂みや大木の陰にジッ身を隠している時間が長い。ハンターに、シカやイノシシに見間違われる可能性はおおいにありそうだ。

今後は、狩猟会メンバーのような派手なウェアーを着用した方が良いのかもしれない。フクロウ観察には多少不都合があっても、鹿と間違われて銃口を向けられるよりはましだ。

2012/11/19

フクロウシーズン始動

今日と明日の2日間は八ヶ岳自然クラブ・フクロウグループの巣箱点検作業。

点検作業は年2回実施する。一度目は6月下旬頃、雛が巣立った直後の巣箱内をチェックして、雛の糞や食料の残滓を調べてフクロウの食性を調べる。もちろん、営巣はしたが雛の巣立ちまで至らなかった原因を示す痕跡を見つけるのもこの時の重要な作業目的だ。

第二回目の作業は晩秋〜初冬に行う。
夏から秋にかけてはフクロウは巣箱を使用しない。その空き家の時期をねらって、野鳥、ハクビシンやテンなどの小動物、時にはスズメバチが巣箱を無断借用する。
それら不法侵入者が汚した後片づけをして、巣箱内を小ぎれいにしておかないと下見にきたフクロウ夫婦が入居してくれない。

今日の発見で特筆すべきものは、
  • 巣箱の屋根にタップリと溜められたテンの糞
  • 巣箱内に残されたカラスの嘴
  • 恐竜の骨格モデルそっくりのタヌキの死骸
特にタヌキの死骸はテンの仕業ではと推測する。この頭部が巣箱の中に運び込まれるまでには壮絶なドラマがあったであろうことを伺わせるような遺留品だ。

2012/11/18

顔馴染み

いつもは温泉帰りの夜道で出会うキツネ、今日は昼間から道路脇で買い物帰りの私を待っていた。(撮影 14:30)

これは子狐の方で、いつも連れ立って歩いている母親の姿は今日は見えない。
少し心細そうな顔つきをしているところをみると、冬の交尾期に備えて、母親の元を離れ独り立ちしたばかりなのかも知れない。

2012/11/16

「赤い橋」と「黄色い橋」

川俣川渓谷にかかる二つの大橋。

「赤い橋」はすっかり知れ渡った愛称だが、黄色の方はいまひとつ。時には、「なんで“黄色い橋”と呼ぶの?」と疑問を呈する人さえいる。

それも無理からぬこと。黄色く塗装されているのは橋桁だけなので、車を停め橋の下をのぞいて初めて黄色だということを知る。

そしてのぞいたとしても、橋の北側にある展望駐車場からでは、昼間のほとんどの時間帯で橋桁は日陰になり、その色は今ひとつ明瞭に識別出来ない。

 昨日に続いて今朝も雲一つない青空。橋桁は横から低く差し込む朝日に照らされいかにも「黄色い橋」らしかった。(撮影 09:30a.m.)

蛇足:
「赤い橋」= 八ヶ岳高原ライン(通称鉢巻道路)にかけられた東沢大橋、全長90m・谷の深さ48.9m、(写真は11月2日に撮影)。
「黄色い橋」= 清里高原道路にかかる八ヶ岳高原大橋、全長490m・谷の深さ110m (橋の背後に見えるのは甲斐駒ケ岳)。

2012/11/15

秋と冬の綱引き


昨日八ヶ岳山頂を覆っていた雲から降った雪で、今朝の積雪ラインは県立牧場天女山分場まで下りてきた。(写真右端中央の白い丘)

その積雪に急かされるように、川俣川流域の落葉前線は「黄色い橋」を一気に通り抜け、須玉川沿いの佐久甲州街道をドンドンと南へ下っている。

野鳥の栞

キープ自然学校で行われた講演会「不思議な羽のしくみ」(主催:八ヶ岳自然クラブ 講師 山路公記氏)に参加 。

講演では、野鳥の羽の複雑で高度な機能を知り勉強になったが、「野鳥の羽根の栞作り」の実習もなかなか楽しいものだった。

我家の庭でも落下した野鳥の羽根、そして時には成仏した野鳥一羽まるごとを見つけることもある。これからは、土に埋めるだけでなく、こんな形で第二の人(鳥)生を送らせるのも一計かもしれない。

2012/11/14

陽射しの中を舞う雪


陽射しの中を八ヶ岳山頂方角から舞い降りてくる雪。秋から冬へ移ろうとしていることを告げる毎年この時期に見られる光景。正午の外気温5度。

2012/11/12

富士とカラマツ林

夕映えのカラマツ林と富士山。(小荒間上県営牧場付近)
銭湯のペンキ壁絵も顔負けしそうなパーフェクトな光景だった。

2012/11/09

蜜源植物:チャノキ(茶の木)

ビワ、サザンカと並んで、晩秋〜冬期の東京自宅周辺(調布・三鷹)での三大蜜源・花粉源植物。

以前はよく見かけた“チャの生垣”も、最近はめっきり少なくなった。自宅で製茶をする生活風習がなくなったのも一因なのだろう。
(写真:セイヨウミツバチ)

2012/11/08

蜜源植物:センダングサ

“ひっつき虫”で嫌われもののセンダングサ。多摩川の河川敷にはかなり広い群生地がある。

もう花期は終わり、貧相な花がわずかに残っているだけなのに、今日は随分多くのミツバチが集まっていた。

すぐ近くに咲いているセイタカアワダチソウには見向きもせず、センダングサの花から花へと飛び回っている。
ただ、先日の神代植物公園同様目につくのはセイヨウミツバチだけ。ニホンミツバチの姿は今日も一匹も見かけなかった。

+ + + + +

自宅に帰ってからセンダングサのポイントから、セイヨウミツバチの採餌圏の半径3〜4キロを地図でなぞってみると、北方には神代植物公園や野川公園、南には生田緑地、西はよみうりランドの丘を含む多摩丘陵地帯と、ミツバチにとってはかなり恵まれた生息環境だ。そういえば数年前にTVで報道されたミツバチ盗難事件はここから少し下流の世田谷区の多摩川沿いの養蜂場だった。許されるものならこの河川敷を冬越し用養蜂場に利用したいぐらいだ。

2012/11/07

槌の子


昔のこも編み機の現物を見ようと調布市郷土博物館に出向いた。公開展示はされてなかったが、職員の方の好意で保管庫の中へ入れてもらうと、5台のこも編み機(資料館の品目名称は「俵編み機」)が見つかった。
(上写真は先日自分で作った編み機に一番近い形をしていた明治時代の編み機のスケッチ。)

そして、調布の農家では木製の槌の子(ツチノコ)に代えて、小石を利用していたことを知ったのは予期せぬ収穫。身近に槌の子に利用出来そうな重い木がなくて腐心していた。

先人に習って早速自分も槌の子用石を探しに多摩川の河原へ行った。河川上流域になる山梨で見る川石はゴツゴツと角のあるものが多いが、川底をゴロゴロ転がって河口に近い調布まで来た石はすっかり角がとれ丸くて握りやすい形になっている。

重量約200gの小石を6個、500〜600gの大きめの石を6個、あまりに形が整っているので用途未定でなんとなく拾った石2個。総計14個、6kgを抱えて散歩の帰路は電車に変更するはめになった。

2012/11/05

ヨシとススキの収穫


ヨシやススキの刈取り適期は、“雪が降り始める前、草が生(ナマ)過ぎず枯れ過ぎずの状態”なのだそうだ。であれば今がそのタイミングと今日はその収穫作業。これでミツバチ巣箱の防寒こも巻き用の稲藁に加えて、冬の防風ヨシズ、夏の日よけスダレ、アート巣箱の茅葺屋根などの製作に必要な材料が確保できた。

+ + + + +

人間は考える葦である」はよく知られたフレーズだが、他にもヨシにまつわる格言や言い回しが数多くあることを知った。例えば、. . .
  • 「葦の髄から天井をのぞく」=視野が狭くては真実を理解できない。(ススキと違いヨシの茎には確かに小さな空洞=髄がある。)
  • 「葦巣(いそう)の悔い」= 水辺の葦に作った鳥の巣のようにいつも風や水の危険にさらされている不安定な生活。
  • 「すべての風になびくヨシ」= 周りの様子でコロコロと態度を変える節操のなさ。(フランス)
  • 「ヨシによりかかる」= あてにならないものに頼ってはいけない。(イギリス)
  • 「嵐がくればオークは倒れるが、ヨシは立っている」=硬いだけでは駄目。 時には柔軟に。(ヨーロッパ)
  • . . . 
    巣箱のこも巻きを思い立ったおかげで、「葦」にまつわる雑学を随分と学んだ。そして人間と葦のつき合いは思っていた以上に深くて長いことを改めて知った。

    蛇足:
    ヨシまたはアシ(学名: Phragmites australis)は、イネ科ヨシ属の多年草。漢字では葦、芦、蘆、葭。 
    「ヨシ」という和名は、「アシ」が「悪し」に通じるのを忌んで「良し」と言い替えられるようになった。

    2012/11/04

    八ヶ岳南麓紅葉情報 2012/11/04

    川俣川東沢渓谷「赤い橋」の南下流方向も残っているのはアカマツの緑とカラマツの黄葉だけになった。(後方は南アルプスの北岳)

    予報では明日から天気は下り坂。今年の「赤い橋」周辺の紅葉は今日が見納めになりそう。

    この秋、あちこちで目につくのがビッシリと実を付けたマユミの木。遠くから見ると満開の紅梅のように見える。
    そして、十数羽のカラスがマユミの木に群れてその実をついばんでいるのをしばしば目撃する。

    蜂日和


    秋日和の一日。温かい気温に誘われてか、ここ数日ほとんど姿を見せなかったミツバチが久しぶりに巣門前で賑やかに乱舞している。(午後1時過ぎの光景、気温10.5度)

    そして、開店休業状態だったスズメバチトラップも今日は久しぶりに千客万来。

    2012/11/02

    八ヶ岳南麓の紅葉情報


    甲斐大泉駅上の防火帯は、カラマツ黄葉見物の隠れた名所。今日は遠くに富士の姿も見え一層八ヶ岳南麓らしい風景画だった。

    追記:(11月12日)  上写真から10日後の防火帯。すっかり色づいたカラマツの黄葉は今が一番の見頃。数日前に作業が入って防火帯のススキは刈り取られてしまった。

    2012/11/01

    巣箱の菰巻き(こもまき)

    「防寒は菰巻きでいこうよ」。発案者はアート巣箱に情熱を燃やす蜂友YS氏。これまで巣箱防寒シェルターはスタイロフォーム一辺倒だったが、確かにニホンミツバチには天然素材の菰(こも)の方が似合いそうだ。


    まずは菰編み機を製作し、今後は順次菰巻きに変えていくことにした。

    菰編み機の設計で特に留意したポイントは;

    (a) 各種の草に使えるように取付け取外しができる"菰桁(こもげた)補助板"

    (b) スツールに座って作業ができるよう作業位置57cm高になる長い脚

    (c) 大きなサイズの作品も編める145cm長の長めのこもげた


    後は“槌の子(つちのこ)”(=糸を巻きつける錘)。骨董市では黒光りした木製のものをよく見かけるが、多摩川が近い調布では河原の小石の槌の子も利用されていたようだ。木製、小石の両方を準備すればほぼ万全だろう。

    早速、”草木編み”では一日の長がある師匠の基礎的な授業を受け、最初の仕事は比較的シンプルなLA式巣箱用の菰を稲藁を使って編んでみた。思いのほか綺麗に仕上がり作業も結構楽しい。(上写真)

    この冬は、稲わら、薄(ススキ)、葦(ヨシ or アシ)、篠竹(シノダケ)など、身近で手に入る天然素材を利用して、巣箱の日除け葦簾(ヨシズ)、干物用筵(ムシロ)、...などを編んでみようと思う。

    2012/10/29

    八ヶ岳南麓の紅葉情報 2012/10/29


    川俣川東沢渓谷「赤い橋」付近の紅葉はそろそろ最終章。

    上流方向の山肌はもうほとんどの木が葉を落とし(写真上)、下流方向も葉を残している木はすっかり少なくなってきた。

    観音平下防火帯のカラマツの林は随分色づいてきたが、全ての木が黄金色に染まるまでにはもう数日かかりそう。

    昨日行ったパノラマ温泉は、 横浜から来た「八ヶ岳南麓紅葉狩りツアー」のバス2台分のお客さんで、まだ夕方の4時前だというのに随分と混んでいた。

    2012/10/27

    ついに頂点へ!長野県富士見高校養蜂部


    長野県富士見高校養蜂部が、“農業系高校生の甲子園”と呼ばれる第63回日本学校農業クラブ全国大会の「プロジェクト発表」の部門で最優秀賞と文部大臣賞を受賞したとの吉報が入った。

    富士見高校養蜂部の皆さんと知り合ったのは3年前、それからの養蜂部の活躍は驚きの連続だ。
    • 創部初年度の2010年、長野県大会で「最優秀賞」、北信越大会で「優秀賞」受賞が最初の驚き。
    • 翌年の2011年、長野県大会、北信越大会ともに「最優秀賞」を受賞し全国大会へ。そして、その初参加の全国大会で「優秀賞」にはまたまたの驚き。
    • そして2012年の今年は、長野県大会、北信越大会、全国大会と全てが「最優秀賞」。それに加えて文部大臣賞も受賞
    . . . と、わずか3年間で全国農業高校生の頂点に立つという快挙。

    プレゼンテーションの内容や技術が優秀だったのはもちろんだろう。でも、その背景にある常日ごろの活動が評価されての最優秀賞であることは間違いない。こんな素晴らしい蜂友を持ったことを誇りに感じ、彼・彼女達の栄誉を自分のこと以上に自慢したくなる。

    部長のKS嬢、部員の皆さん、そして顧問のKH先生に心からお祝いを申し上げます。そして、もちろん養蜂部の元祖三羽ガラスを始めOB部員の皆さんにも。


    2012/10/26

    おん宿蔦屋


    木曽福島で宿泊したのがおん宿蔦屋

    箱根、新居、碓氷とともに4大関所と呼ばれる「福島の関」で、江戸と京都を結ぶ中山道を行き来する旅人や、御嶽講の信者の旅籠として江戸中期に創業した老舗旅館なのだそうだ。
     (写真は、蔦屋の廊下に飾られていた古い写真を許可を得て転写したもの。)

    ネットで調べて初めて泊まった宿だったが期待以上に快適、特に食事には大満足だった。地産の食材をふんだんに使った料理は一品として御座なりなものはなくどれも美味しかった。
    次回は冬に訪れ、大女将が手作りするという木曽路名物の「すんき」漬けを味わってみたいと思った。
    木曽路での2日目は赤沢美林(赤沢自然休養林)の散策。

    木曽ヒノキの自然林での森林浴と、トロッコ列車に乗って渓谷の紅葉見物。マルバノキの紅葉がピークで、ウィークデーにもかかわらずかなり観光バスでの見物人で賑わっていた。