2010/08/22

4回目の「逃去未遂」事件(速報)

09:20
逃去旋回飛行がスタートしたのは昨日とほぼ同時刻。昨日の経験では「巣門閉鎖」は混乱を増幅させるだけ。今日はSスクリーンのみであとは静観することに。

09:30
蜂球を作ったのは第1回逃去未遂事件とまったく同じ敷地南の赤松の幹。
雑木林の枝が込み合い、あまり飛翔には適さない場所に見えるが、分封群もこれまで二度ほどこの赤松に蜂球を作ったことがある。

09:45
1回目に比べ蜂球サイズがやや小振り。巣箱をみると巣門や巣箱内には逃去に参加しないで蜂が結構残っている。
これは分封脱出では普通の光景だが、全員参加が原則の逃去で、これだけの蜂が残っているのは珍しい。
内部分裂?そして、今日は「逃去推進派」の示威行動だけで群としての逃去はない?

10:00
蜂球の表面は終始ザワつき、全員が頭を上に向けた整列隊形を取る間もなく蜂球は崩壊を始め、巣箱へ帰る蜂が現れた。

“泥縄”の感は免れないが急遽給餌を開始。

他群からの蜂が来て喧嘩を起こさないよう共同給餌場でも同時に給餌をスタート。
こちらには垂れ蜜採取を早めに切り上げた、蜜がタップリついている巣板を。

どちらの給餌器にもすぐに群がり始めた。ガツガツした様子から察すると逃去の理由は食料不足だったかも?


12:30 赤松の蜂球はほぼ消え、全員帰還した模様。
巣箱内の蜂も普通にうごめく姿だけで、あの狂騒の雰囲気は消えている。
挿入巣板にもかなりの蜂がまとわりついている。この光景から察すると今日の逃去騒動は終結したようだ。

19:00
観察窓から見た巣箱内の光景は昨夜とは正反対。
蜂は巣箱の後方、挿入した巣板にたむろし、昨夜のように前面部空間で蜂球を作るなどの姿は全く見られない。
これは、スンナリと移住が進んだTBH観察巣箱群で見た光景と同じだ。この群もやっとこの巣箱に住み着くことを決意したシグナル?