2008/06/25

試験採蜜レポート その(3):素材は “ 百花蜜”


蜜圏の巣蓋を切って見ると濃厚そうな蜜がギッシリ詰まっている。春先からこの付近でに咲いた花はウメ、ダンコウバイ、レンギョウ、サクラ、ツツジ、リンゴ、トチノキ、ニセアカシア、エゴノキ、などだ。この蜜にはそれらの花蜜がブレンドされているに違いない。日本では一般的に、アカシア、レンゲなどの単一の花から集められたシンプルな味のものが好まれ、このように多種多様な花蜜を集めたいわゆる “百花蜜” は敬遠されるらしい。

先日放映されたNHKのクローズアップ現代 “ミツバチ大量失そうの謎”でも、「ポリネーション(受粉)に使われるミツバチは単一の花蜜しか食べていないので体力的に弱ったのも一因では . . .」との専門家のコメントもあった。人間にとっても単一花蜜より百花蜜の方が身体にも良いような気がするけどね。